遠藤航ら的確補強 リバプールのリクルート力を移籍専門家が称賛「エンドウは人々を驚かせた」
ファブリツィオ・ロマーノ記者がリバプールの補強を評価
イングランド1部リバプールは、2023-24シーズンの開幕前に大幅に中盤の選手を入れ替えた。移籍市場のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ記者は、イングランドの強豪のリクルートを絶賛している。英メディア「Caught Offside」が報じた。
リバプールは2022-23シーズン限りで、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、ブラジル代表MFファビーニョ、元イングランド代表MFジェームズ・ミルナー、ギニア代表MFナビ・ケイタ、元イングランド代表MFアレックス・オクスレイド=チェンバレンがクラブを去った。ユルゲン・クロップ監督にとっては、中盤を組み直すことになったが、新加入のアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターは素晴らしく、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、オランダ代表MFライアン・グラフェンベルフ、日本代表MF遠藤航は、超高額な移籍金を使わなかったものの、「賢い補強」となっている。
ロマーノ記者は「クロップ監督は、5人の選手たちが抜けた中盤を再建しなければいけなかった。そして4人の新しい選手たちが加入したが、全員がリバプールにとって素晴らしいビジネスになったと言える。私はリバプールが、この重要な局面でのリクルートメントについてスーパーハッピーだと理解している。今だけでなく、(昨年)9月の時点でリバプールは素晴らしい仕事ができたと感じていただろう。マック・アリスターは特に素晴らしい契約だと考えられている。契約を考えれば、バーゲンだろう」と、コメントした。
また、遠藤とグラフェンベルフについても「ほかのMFの選手たちにも同じことが言える。特に遠藤だ。ビッグネームではなかったが、イングランド中の人々を驚かせた。また、バイエルンで難しい時間を過ごしたグラフェンベルフも、復活を遂げて将来的にトップレベルになると考えられている」と、言及している。
第27節を終えたプレミアリーグで首位に立っているリバプール。中盤の選手を、ほぼ全員入れ替えてのこの結果は、改めて驚異的だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)