横浜FMがACL4強に一歩前進 中国での初戦で先勝も終盤に痛恨失点
A・ロペスとマテウスがゴールで2-1勝利
横浜F・マリノスは3月6日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の第1戦、山東泰山(中国)とのアウェーゲームに臨み、2-1で初戦を制して4強入りに一歩前進した。
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両者はグループリーグでも対戦し、横浜FMが2連勝して首位通過していた。決勝トーナメント1回戦では、横浜FMがバンコク・ユナイテッド(タイ)を2戦合計同点からの延長戦で下し、山東は川崎フロンターレとの激闘を制して勝ち上がった。
横浜FMは開始早々、FWアンデルソン・ロペスが相手のバックパスを狙いGKより先にボールに触る大チャンスを得たが、ギリギリのところで防がれゴールはならず。それでも、アウェーで勢いのある立ち上がりになった。すると前半7分、ペナルティーエリア内でボールをキープしたロペスが左足シュートを押し込んで先制。1-0とリードを奪った。
さらに前半11分にはロペスが完全に背後に抜け出し、FWヤン・マテウスとの2対1でGKに向けてドリブルする決定機になったが、ロペスからマテウスのパスが弱く戻ってきたDFにクリアされ追加点のチャンスを逸してしまった。前半25分にも横浜FMは相手選手の負傷もありFWエウベル、ロペス、マテウスの3人がペナルティーエリア内に入り3対2を仕掛ける大チャンスだったが、これもゴールにできなかった。
チャンスを決められない印象の横浜FMは、ミドルシュートをGKポープ・ウィリアムがファインセーブする場面や、クロスにフリーで合わせられたシュートが枠外に逸れるなどピンチもありながら無失点で乗り切り、1-0でハーフタイムを迎えた。
後半の立ち上がりは山東に攻め込まれ、ゴール前の混戦から放たれたシュートがゴールポスト直撃で救われる場面も生まれた。その後は山東の選手たちがボールを奪いに行く際に、止まり切れずにそのまま横浜FMの選手に突っ込んでしまうプレーを連発し、後半6分からの13分間で4枚のイエローカードが提示された。それでも横浜FMは冷静にゲームを進め、後半24分にはエウベルの横パスをマテウスがゴール正面からのコントロールショットで流し込み、2-0とリードを広げた。
その後は山東ベンチのコーチングスタッフにもイエローカードが出るなど落ち着きを欠く相手に対し、横浜FMは自陣での時間を長くされた。そして後半アディショナルタイムに1点を返されてしまったものの、2-1の勝利で初戦を終了。3月13日に横浜国際競技場で迎えるホームゲームに向け敵地の試合を乗り切った。