遠藤航は「プレミア今季最高の補強」 ボール奪取後の“秀逸な動き”を現地絶賛
ノッティンガム戦で1-0の勝利に貢献
イングランド1部リバプールは現地時間3月2日に行われたプレミアリーグ第27節ノッティンガム・フォレスト戦で1-0の勝利を収めた。後半アディショナルタイムに生まれた劇的な決勝点を導く果敢な守備を見せた日本代表MF遠藤航を現地メディアは「今シーズン最高の補強であることをあらためて証明した」と称賛している。
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ノッティンガムとのアウェイゲームに臨んだリバプールは多くのチャンスを作りながらもゴールを決めきれない時間が続き、スコアレスのまま後半アディショナルタイムを迎えた。マンチェスター・シティ、アーセナルとの熾烈なタイトル争いのなかでは1ポイントも落とせない状況なだけに、ピッチに立つ選手にも焦りの色が見え始めていた。
しかし、後半アディショナルタイム9分、コーナーキックのこぼれ球を遠藤が素早いプレスで回収し、MFアレクシス・マック・アリスターの左足のクロスからFWダルウィン・ヌニェスがヘディングで決勝点をゲット。劇的な展開で公式戦6連勝を飾った。
リバプール専門メディア「Anfield Watch」は「遠藤航はフォレストでの巧みな貢献をし、過小評価である理由を証明した」と遠藤の活躍にフォーカスした。
記事によれば、後半15分からの途中出場だった遠藤はデュエルで4回中3回勝利、タックル成功率は50%を記録。さらに2回のボールリカバリー、パスは26本中21回成功と際立ったスタッツを残していた。
そして、最大の貢献は決勝点への関与だ。コーナーキックのこぼれ球が相手選手の下に転がった瞬間に遠藤は鋭い出足でプレッシャーをかけて、つま先でボールを引っ掛けてマック・アリスターにボールをつないだ。そして、このボールを奪った直後のプレーにも遠藤のクオリティーの高さが出ていたと記事では指摘されている。
「彼はペナルティーエリアの右側へと動き直し、(カラム・)ハドソン=オドイを引き付けたことで、元チェルシーの選手がマック・アリスターにプレッシャーにいくことを防いだ。これによりアルゼンチン代表は(タイウォ・)アウォニイと1対1になり、決断のための時間とスペースを得ることができた。遠藤がボールを奪った後に動きを止めていたら、フォレストのDFはリバプールの10番に群がり、彼はパスを焦ったり、後ろに戻すことしかできなかったかもしれない」
まさに遠藤の持ち前の守備と、ポジショニングの良さが光った場面だった。そして同メディアは「負傷から戻ってきた遠藤は彼が今季最高の補強であることを改めて証明した。リバプールだけでなく、プレミアリーグ全体で、だ」と遠藤への惜しみない賛辞を送っていた。