イングランド代表MFミルナーにアーセナル&リバプールが食指 マンC監督は残留を熱望

 

マンC・ペジェグリーニ監督「我々にとって重要なプレイヤー」

 

 アーセナルとリバプールが、マンチェスター・シティのイングランド代表MFジェームズ・ミルナーの獲得に乗り出すと英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

 来夏に契約満了を迎えるミルナーは、現状スーパーサブの立ち位置から抜け出せずにいる。28歳を迎えたイングランド代表MFは、キャリアのピークを、より出場機会を得ることのできるクラブで迎えるため、フリーとなる段階で活躍の場を移す可能性を取り沙汰されていた。

 その状況を受け、アーセナルとリバプールが獲得に強い関心を示しているという。ミルナーは今季26試合に出場しているが、先発は14試合に留まっており、10試合はリーグ戦以外での出場になっている。しかし、マヌエル・ペジェグリーニ監督はミルナーとの契約延長を望んでいるという。

「クラブと彼の間で話し合いの場を設け続けており、彼が我々のもとにやってくることを期待している。私は常々、彼が我々にとって重要なプレイヤーであることを明言してきた」

 前節のクリスタル・パレス戦ではワントップの役割を担い、そのユーティリティーさを改めて証明してみせた。スーパースターが集うマンCにおいて、献身的な働きを惜しまぬ汗かき屋の存在は欠かせぬものとなっている。2010年から所属するマンCにその身を捧げるのか、それともアーセナル、リバプールなどの他クラブで先発の座をつかむチャンスを得るのか。決断を迫られる日は、刻々と近づいている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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