昨年12月13日以来の出場　3分強のプレーでボールタッチはわずか4回

　ACミランの日本代表MF本田圭佑は25日のイタリア杯準々決勝ユベントス戦で後半アディショナルタイムからボランチとして出場したが、わずか3分間の出番で何もインパクトを残せずに終わった。イタリアメディアなどで、プレー時間の短さから採点なしと評価されるなか、欧州大手スカウティング会社の総合評価で「0ポイント」という数値を叩き出してしまった。

　本田の出番は試合終了間際の後半アディショナルタイム突入直後だった。1-2とミラン劣勢で迎えたなか、MFアンドレア・ベルトラッチに代わって本田がついにピッチに立った。

　昨年12月13日のローマ戦以来となる出場で、そのままボランチの位置に入ったが、3分強のプレータイムでアピールの機会はほとんど巡ってこなかった。ボールタッチはわずか4回。ボールロスト1回にバックパス2回、時間稼ぎを狙いファウルを誘う相手を倒して直後に試合終了となり、ノーインパクトに終わった。

　ミラン専門メディア「ミランニュース」では、本田は評価なしとなっている。退場処分のMFマヌエル・ロカテッリが4.5点という最低評価で、最高点はMFユライ・クツカの6.5点だった。本田より先に途中出場でピッチに立った新加入FWジェラール・デウロフェウは6点の及第点だった。

　米スポーツ専門テレビ局「ESPN」も本田に評価なし。「日本人は試合でインパクトを残す時間がほとんどなかった」と寸評では短く紹介されている。最高点はGKジャンルイジ・ドンナルンマの7点で、最低点はロカテッリの4点だった。