東京Vに再び悪夢…勝利間近の試合終盤にPK献上 浦和は今季初得点で敗戦回避のドロー
終盤に浦和はショルツが同点PKをマーク
浦和レッズの今季ホーム開幕戦、3月3日のJ1第2節の東京ヴェルディ戦は、後半終了間際に浦和が同点ゴールを奪って1-1の引き分けに終わった。
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浦和は2月23日に0-2で敗れたサンフレッチェ広島戦と同じスタメンを今季就任のペア・マティアス・ヘグモ監督が送り込んだ。一方の東京Vは2月25日の開幕戦で横浜F・マリノスを相手に試合終了間際まで1-0でリードしながら1-2の逆転負け。それでも、昨季2位の相手に昇格組ながら際どいゲームを演出した。このゲームでは開幕戦から両サイドバックが変更となり、DF山越康平とDF深澤大輝が起用された。
序盤から浦和がボールを支配する時間が長くなったが、なかなかゴール前での決定機を生み出すには至らなかった。そうした中で東京Vは前半40分過ぎに立て続けのコーナーキックを得ると、左右に揺さぶるような高いクロスの連続から最後は木村が振り向きざまのボレーを蹴り込んだ。これで東京Vは2試合連続の先制ゴールとなり1点リードを奪ってハーフタイムに突入した。
後半に入るとヘグモ監督はMF小泉佳穂を右ウイング、MF関根貴大を左インサイドハーフにシフトしたが、思うように攻撃のテンポが上がらず。後半16分には3枚替えでFW興梠慎三、MF岩尾憲、DF大畑歩夢を送り込んだ。アタッキングサードに入る回数こそ増えたが、そこからの崩しの精度は高まらずに決定機が生まれない。
ヘグモ監督は後半37分にプレーメーカーのMFサミュエル・グスタフソンを下げ、FW髙橋利樹を入れて前線を増やすスクランブル体制に。すると後半43分、ゴール前に飛び込んだ大畑が倒されてPKを獲得した。これをDFアレクサンダー・ショルツが決め、後半44分の同点ゴールに。東京Vは2試合連続で勝ち点3を手にする直前に同点ゴールを許す展開になった。
浦和にとってこのゲームは、クラブスタッフによるとチケットの発券枚数が5万5000枚を超えているとされたなか、ホーム開幕戦としては2013年以来の5万人超えとなる5万863人の観衆を集めてのものになった。オフシーズンの補強の動きもあり注目度と期待度が例年以上に高いことが示されていたが、敗戦こそ免れたものの、その期待に応えたとは言い難い試合内容だった。