遠藤が決勝弾の起点に! リバプール、敵地で後半AT弾で劇的勝利…リーグ戦4連勝で首位キープ
遠藤は後半途中からアンカーの位置で復帰
イングランド1部リバプールは現地時間3月2日、プレミアリーグ第27節でノッティンガム・フォレストとアウェーで対戦し1-0で勝利を挙げた。日本代表MF遠藤航は後半15分から途中出場し、後半アディショナルタイムのゴールへつながる好守備を見せている。
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2月25日に行われたリーグカップ決勝のチェルシー戦で足を打撲し、松葉杖を使用して会場をあとにする場面も目撃された遠藤。現地時間2月28日に行われたサウサンプトンとのFAカップ5回戦を欠場したなか今節ベンチに戻ってきた。先発の中盤ポジションにはジョー・ゴメス、ボビー・クラーク、アレクシス・マック・アリスターが入っている。
前半15分には古巣対戦となったノッティンガムFWディボック・オリギが強烈なシュートでリバプールゴールを脅かす。対するリバプールは前半19分、DFアンドリュー・ロバートソンが左から惜しいクロスを送るなどチャンスを演出していく。
前半23分、リバプールの攻撃の場面から奪ったホームチームがカウンターを仕掛ける。ラストパスに抜け出したFWアントニー・エランガが決定機を迎えるもGKクィービーン・ケレハーが左足一本を残しビッグセーブを見せた。
一方でリバプールは前半27分に右サイドを崩しクラークがシュート。相手DFがブロックしたこぼれ球にFWルイス・ディアスが反応するも、ネットを揺らすことができない。その後もマック・アリスターとのワンツーで抜け出したディアスが絶妙なクロスを中へ送る場面もあったが、ここには味方がおらず得点に結びつかなかった。
決定機を迎えられないまま0-0で折り返すと、後半5分にはペナルティーエリア内でロバートソンが左足で強烈なシュートを放つも決まらず。この攻撃で得たコーナーキックの流れからマック・アリスターが振り抜いた一撃は、GKマッツ・セルスが弾いている。
後半15分、ユルゲン・クロップ監督はロバートソンとクラークを下げて遠藤とダルウィン・ヌニェスを投入。早速ヌニェスがペナルティーエリア内へ侵入するシーンも。遠藤はアンカーの位置に入り前線でこぼれ球を上手く回収。攻撃に厚みを加える。
後半19分には遠藤の左サイドへの捌きのパスからチャンスが生まれたが、ヌニェスのシュートはサイドネットだった。その2分後にはノッティンガムが右サイドの崩しからFWエランガが決定機。ただこれは枠を捉え切れず、両チームにチャンスが生まれるダイナミックな展開に変わっていく。
同25分にはマック・アリスターのボール奪取からリバプールがショートカウンターを開始する。ヌニェスから右のFWコーディ・ガクポへ展開。右足のシュートはまたもサイドネットだった。
後半31分にはMFハーヴェイ・エリオットに代えてMFドミニク・ソボスライが投入され、中盤で今季新加入の遠藤、マック・アリスター、ソボスライの3人がそろうことになっている。
終盤には自陣でこぼれ球を拾った遠藤がボールを奪われピンチになりかける場面もあったが、後半アディショナルタイム9分だった。コーナーキックのチャンスからこぼれたボールに遠藤が積極的なプレス。奪ったボールをマック・アリスターが浮き球で送ると、ヌニェスが劇的ゴールを叩き込み1-0の勝利を挙げた。