ハリルが母国メディアに明かした野心 自身3カ国目のW杯出場権獲得なら「私のキャリアの王冠となる」
本大会の指揮経験は5カ国が最多
日本代表を率いて現在、ロシアW杯アジア最終予選を戦っており、前半戦の5試合を終えてグループBの2位につけている。W杯本大会進出3カ国目は、ハリル監督のキャリアにとって大きな勲章になると胸を張っている。
なお、W杯本大会で複数の代表チームを率いた監督は複数存在するが、フットボール史上最多は5カ国で、二人の指揮官が並んでいる。一人目は「ボラ・マジック」の異名を取ったボラ・ミルティノビッチ氏で、1986年メキシコ大会でメキシコ代表を、90年イタリア大会でコスタリカ代表を、94年アメリカ大会でアメリカ代表を、98年フランス大会でナイジェリア代表を、2002年日韓大会で中国代表をそれぞれ率いた。
もう一人はブラジルの名将カルロス・アルベルト・パレイラ監督で、W杯に同じく5カ国の代表チームを率いて参加。82年スペイン大会ではクウェート代表を、90年イタリア大会ではUAE代表を、94年と2006年大会はブラジル代表を、98年大会はサウジアラビア代表を、2010年には南アフリカ代表をそれぞれ率い、94年大会では優勝している。
いずれもサッカー史に名を刻んだレジェンドだが、ハリル監督は日本をロシア大会に導くことで、W杯史に残る名将の高みに近づこうとしているようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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