ハンドを巡る“珍判定” 川崎×磐田、VAR得点取り消し→PK決勝弾に反響「面白い」「なぜ?」

ジャーメイン良が決めた4点目のPKシーンに注目【写真:徳原隆元】
ジャーメイン良が決めた4点目のPKシーンに注目【写真:徳原隆元】

ジャーメイン良が圧巻4ゴール

 J1ジュビロ磐田は3月1日、リーグ第2節で川崎フロンターレと敵地で対戦。5-4と激しい打ち合いを制したゲームで、決勝弾となったPK得点までの判定シーンは珍しいなもので反響が広がっている。

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 初戦のヴィッセル神戸戦を0-2で落としていた磐田。J1復帰後初勝利を目指すなか、開始30分弱で3ゴールをゲットする。DF植村洋斗の左足の一発で先制し、FWジャーメイン良が2ゴール。前半36分に1点を返され3-1でハーフタイムを迎えた。

 さらに後半10分、同15分に失点し3-3のドローとなる壮絶な打ち合いに。それでも磐田は同35分、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)介入でPKを獲得しジャーメインが蹴り込み再び勝ち越す。5分後には逆にPKを与えて失点するも、同アディショナルタイムに再びPKをジャーメインが決め、敵地で川崎を相手に5-4で競り勝った。

 両チーム合わせて計3回のPK得点が生まれたなか、決勝弾につながったシーンが話題に。後半アディショナルタイムに磐田のカウンターからジャーメインがネットを揺らし、劇的決勝弾かと思われたが、ここでVARが介入。オンフィールドレビューの映像で、シュートを放つ直前にジャーメインの手に触れていることが確認される。ルール上、偶発的であっても、ボールが自分の手や腕に当たった直後の得点はハンドの反となり得点は認められない。

 しかし、確認映像でその直前にジャーメインと競り合っていた川崎MF瀬川祐輔の手にボールが当たっていたことが判明。ジャーメインの得点取り消し以前に起こったハンドが確認されたため、磐田側にPKが与えられた。そしてこれをキッカーのジャーメインが決め、磐田が打ち合いを5-4で制した。

 SNS上でも「プロセスも面白い」「ジャーメインのメンタルすごい」「ようやく理解」「ハンドではないと思ってました」「適用されなかったのはなぜ?」といったさまざまな声が集まり、反響が広がっていた。

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