クロップ監督の「歴史に残る交代劇」 16歳MFの異例出場に英注目「素晴らしい瞬間」

サウサンプトン戦に途中出場したトレイ・ニョニ【写真:ロイター】
サウサンプトン戦に途中出場したトレイ・ニョニ【写真:ロイター】

16歳MFニョニがトップチームデビュー

 イングランド1部リバプールは2月28日、FAカップ5回戦でサウサンプトンと対戦し、3-0で勝利した。この試合で16歳のトレイ・ニョニがトップチームデビューを果たし、リバプールのFAカップ最年少出場記録を塗り替えた。

 2007年6月生まれのニョニは、23年の9月にレスター・シティの下部組織からリバプールに移籍した攻撃的MFだ。U-16イングランド代表にも選出されており、クラブだけでなく、期待の代表選手として注目を高めてきた。

 そんなニョニは2-0でリードした後半33分にMFハーベイ・エリオットとの交代でピッチに立った。試合はその後、18歳のFWジェイデン・ダンズがダメ押しゴールを決めて、FAカップベスト8進出を果たした。

 そんななか、英紙「デイリー・メール」では「歴史に残る交代劇」として、ニョニのトップチームデビューを伝えると、「ニョニにとってだけでなく、クロップにとっても大きな瞬間だった」と、ユルゲン・クロップ監督の大胆な采配について注目した。

 そしてリバプールの公式TikTokでニョニの出場シーンが公開されると、「リバプールの未来」「偉大な拍手を」「すごい才能の持ち主」「素晴らしい瞬間だ」「本当にポテンシャルがある」など、絶賛の声が上がっていた。

 エリオットが保持していた最年少出場記録(16歳9か月と1日)を「16歳8か月と8日」で上回ったニョニ。今後、リバプールでの活躍に期待が高まっている。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング