北朝鮮、対なでしこの応援団3000人「必勝」コールに韓国注目「パリ五輪出場に失敗」
北朝鮮はなでしこジャパンに1-2で敗戦
女子サッカーのパリ五輪出場権を懸けたアジア最終予選の第2戦が2月28日、国立競技場で行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)が北朝鮮女子を2-1で下し、パリ五輪への出場権を獲得した。韓国紙は、「北朝鮮応援団3000人が『必勝』と叫んだが敗北」と伝えている。
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中立地サウジアラビア開催となった第1戦を0-0で引き分けてのリターンマッチで、北朝鮮は序盤から果敢に日本ゴールへ迫るも前半25分、セットプレーの流れからDF高橋はなに先制点を決められ、ビハインドのまま前半を折り返した。
反撃に出た後半も日本のゴールを陥れられず、後半31分には自陣左サイドを崩された流れからMF藤野あおばに2点目を献上。同36分にMFキム・ヒェヨンのシュートで1点を返したものの、反撃及ばず五輪出場権を逃した。
韓国紙「ソウル新聞」は、「北朝鮮応援団3000人が『必勝』と叫んだが敗北」と出したルポを掲載している。
「約3000人の赤い服装の北朝鮮応援団が、熱狂的に北朝鮮女子サッカー代表チームを応援した。朝鮮総連は事前に、応援のためのドレスコードとして『赤色』を定め、『勝て! 朝鮮』と熱狂的な応援を促した。この日、国立競技場に向かう駅に降り立つと、朝鮮総連関係者が『ようこそ』『朝鮮側応援席』などが書いてある立て札で団体席を案内した。スタジアムに入ると、日本代表を象徴する青色の応援席の反対側に、孤島のように赤色で朝鮮総連団体の応援席が目についた」
記事では、北朝鮮応援団の熱狂的な応援について言及。「北朝鮮応援団は選手が1人1人紹介されるたびに選手たちを応援。最後に、リ・ユイル代表監督が紹介された時、最も熱狂的に叫んだ。北朝鮮応援団は、北朝鮮の選手たちの動きに合わせて赤いペンライトを振りながら、ホームの日本応援団に押されないように選手たちを応援した。しかし、彼らの応援にもかかわらず、北朝鮮は日本相手に1対2で敗れ、パリ五輪本選出場に失敗した」と、伝えていた。