北朝鮮女子FW、なでしこ熊谷に背後から危険タックル 代表OB指摘「初戦でもあった。危ない」

熊谷紗希に相手選手が危険ファウル【写真:ロイター】
熊谷紗希に相手選手が危険ファウル【写真:ロイター】

北朝鮮FWソン・ヒャンシムのプレーが波紋

 なでしこジャパン(日本女子代表)は2月28日、パリ五輪のアジア最終予選の第2戦で北朝鮮と対戦。前半26分にDF高橋はなのゴールで先制して1点リードで前半を折り返したが、同16分にDF熊谷紗希が背後からハードチャージを食らう場面があり、元日本代表DF坪井慶介氏は「危ない」と指摘した。

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 一進一退の展開で迎えた前半25分、日本はFW田中美南が激しいタックルを受けて得たフリーキック(FK)でゴール前に入れると、FW上野真美が頭でつないで田中がヘディングシュートを放ち、クロスバーに当たったこぼれ球を高橋が押し込んで貴重な先制点を奪った。

 1点リードで前半を折り返した日本だが、前半9分には1トップに入った田中が自陣でボールを収めようとすると、すかさず北朝鮮MFチュ・ヒョシムがチャージ。ファウルを受けた田中はピッチに倒れ込んだ。映像では、チュ・ヒョシムの右足裏が田中の右膝付近を直撃しており、スポーツチャンネル「DAZN」で解説を務めるDF岩清水梓は「(レッドカードの)可能性もありますよね」と指摘していた。

 さらに、前半16分には最終ラインの熊谷が自陣でビルドアップをする際、背後から相手FWソン・ヒャンシムがハードタックル。岩清水はこのプレーに「おー、おー、おー」と驚きの声を上げた。ソン・ヒャンシムにはイエローカードが提示されたが、日本代表OB坪井氏は「初戦でもあった。ちょっと危ない」と語ると、岩清水は「もう1枚もらったので、積極的にはできない」と続いていた。

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