「この男は何者だ?」 疑問を吹き飛ばすプレミア日本人…英評価は“うなぎ登り”「完全勝利」
遠藤への評価一変「今季ベスト補強の1人」
イングランド1部リバプールに所属する日本代表MF遠藤航の評価上昇が止まらない。加入当初は“無名”の存在だった31歳は、今や「今季ベスト補強の1人」とまで称されるようになった。
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リバプールは現地時間2月25日にリーグカップ決勝でチェルシーと対戦。延長120分間の激闘を1-0で制し、ユルゲン・クロップ監督のラストシーズンに1つ目のタイトルを獲得した。セットプレーからヘディングで決勝点を挙げたDFフィルジル・ファン・ダイク、ファインセーブを連発したGKクィービーン・ケレハーらと並ぶ勝利の立役者として絶賛されていたのがアンカーとして先発フル出場した遠藤だった。
遠藤はカップ戦だけでなく、プレミアリーグでも先発出場を続けており、クロップ監督にとって必要不可欠な存在となっている。昨夏に加入した次点では、トップターゲットと目されていたMFモイセス・カイセドやMFロメオ・ラヴィア(ともにチェルシーへ加入)の獲得を逃した後のプランBだったはずが、決勝ではカイセドを上回る存在感を示した。
リバプール専門メディア「Empire of the Kop」のチーフエディターであるジョーダン・チェンバレン氏は英公共放送「BBC」で「この日本代表は彼がサイニング・オブ・ザ・シーズンの1人であることを証明した」と遠藤について言及していた。
「(カイセドの獲得に失敗し、遠藤を獲得したことについて)多くのファンは失望し、混乱した。この男は何者なんだ?…と。だが、この中盤の戦士のことを疑ったことを謝らないリバプールのファンはどこにもいない。31歳の遠藤は、キャリア最大の試合に出場した。日曜日の決勝戦ではより若く、より高額なカイセド以上の輝きを放ち、完全勝利した」
比較されることは避けられなかったカイセドとのマッチアップに完勝するなど圧巻の活躍を見せた遠藤について同氏は「ウェンブリーでの120分間、彼はまさに英雄的だった」と称えていた。日本代表キャプテンの株は猛烈な勢いが上がり続けている。