浦和の“秘密兵器”ソルバッケンの現況は?「日曜日へ準備」 DJ役でチームにも順応
ホーム開幕戦での出番はあるか
浦和レッズは2月28日に公開トレーニングを実施。開幕戦を欠場したノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは、部分的にチーム練習に合流。3月3日の東京ヴェルディと対戦するホーム開幕戦に向け「準備をしている」と話した。
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ソルバッケンはイタリア・セリエAの名門ローマから浦和に2024年6月末までの期限付き移籍で加入している。沖縄県でのトレーニングキャンプでは、2月2日に名古屋グランパスと行ったトレーニングマッチでは45分間プレーしたが、最終日に組まれたサガン鳥栖戦は出場を回避していた。その後は別メニュー調整が続き、23日にサンフレッチェ広島と対戦したリーグ開幕戦でも登録メンバーに入らなかった。
今週に入ってのトレーニング合流予定が明かされ、この日は対人プレーも含む途中までのメニューを消化。強度の高い部分では外れたが、トレーニング後には「予定通りだけど、多少急ぎながら。日曜日(東京V戦)へ準備しているが、一日一日、しっかりやった後に試合に出るか出ないかは決まってくる」と話した。
開幕戦ではウイングを生かしたサイド攻撃から決定機も作ったが、ハイプレスに対してミスを誘発されての失点もあり敗れた。ソルバッケンは「いい部分もたくさんあり、向上しなければいけない部分もある。自分たちのやり方、アイデンティティーを表現して、やり続ければ結果はついてくる。いいレベルのゲームだった。エネルギーの見える、すべてを出し尽くす試合展開だったと思う」と話す。
ピッチ上でのトレーニングを終えた選手たちは室内での調整も行ったが、そのルーム内で流れる音楽はソルバッケンのプレイリストだったという。本人は「ノルウェーの試合後にDJもやったことがあるからね」と、冗談めかしながらもチームの中には溶け込んでいるようだ。
浦和でのデビューが東京V戦になるか、翌週以降になるかはペア・マティアス・ヘグモ監督の判断にもなってくるが、快速ウインガーがJリーグのピッチに立つ日は遠くなさそうだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)