「気の毒だ」 チェルシーMFあわや一触即発…リーグ杯後ファン嘲笑が海外物議「品がない」
チェルシーMFエンソ・フェルナンデスに表彰式でトラブル
イングランド1部チェルシーは現地時間2月25日、カラバオ・カップ(リーグカップ)決勝でリバプールと対戦し0-1の敗北を喫した。惜しくも国内主要タイトルの獲得を逃したなか、試合後の表彰式で主力MFが相手チームのサポーターと一触即発になるシーンが話題を呼んでいる。
リーグでは苦戦も、国内主要タイトルの獲得にあと一歩までこぎつけたチェルシー。試合は、怪我で多数の主力を欠き若手を多くピッチに立たせたリバプールに苦戦を強いられる。
双方一歩も譲らない展開は、90分でも決着がつかず延長戦へ突入する。すると、同後半13分にコーナーキックからリバプールDFフィルジル・ファン・ダイクが頭で合わせ、これが決勝点に。タイトル獲得をチーム浮上のきっかけにしたいチェルシーにとっては悔しい敗戦となった。
両チームにより劇的な展開の好ゲームが演じられた一方、試合後にはチェルシーMFエンソ・フェルナンデスがリバプールのファンと一触即発となる事態が起きた。英メディア「スポーツ・バイブル」が報じている。
それは、セレモニーでチェルシーの選手・監督がウェンブリー・スタジアムのバルコニーへと向かう際中に起きた。FWミハイロ・ムドリクのうしろに立ち階段を上っていたところ、1人のリバプールサポーターが嘲るような笑い声とともにE・フェルナンデスへ「エンソ、運の悪い奴だな(Enzo, unlucky lad)」と声をかけた。
E・フェルナンデスは次の瞬間、声の主のほうに振り向き詰め寄ろうとする。しかし、異変を感じた後方のチームメイトが咄嗟の判断でE・フェルナンデスを前へと誘導し、衝突は避けられた。
「スポーツ・バイブル」公式インスタグラムは2月26日、この瞬間が収められた動画を公開した。すると、コメント欄には「邪悪な笑い声」「笑えない」「笑った人間は決して褒められない」「エンソが気の毒だ」「品がない笑い声だ」など、敗者に対する敬意の欠如を指摘する声が相次いでいる。