岡崎慎司“電撃引退”…英反応は? レスター奇跡Vへ「必要不可欠だった」と評した能力

日本代表の岡崎慎司【写真:Getty Images】
日本代表の岡崎慎司【写真:Getty Images】

元日本代表FW岡崎慎司の現役引退、レスター地元メディアも注目

 ベルギー1部シント=トロイデンの元日本代表FW岡崎慎司が今季限りでの引退を表明した。2015-16シーズンにプレミアリーグ優勝を経験しているストライカーの引退を英国メディアもその活躍の歴史とともに伝えている。
 
 岡崎はプロ入り後、Jリーグの清水エスパルスを経て、シュツットガルト、マインツ(ともにドイツ)、レスター・シティ(イングランド)、マラガ、ウエスカ、カルタヘナ(それぞれスペイン)、シント=トロイデンと欧州クラブを渡り歩いた。 

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 日本代表では通算119試合に出場し、歴代3位の50得点。ワールドカップカップも3大会に出場した。

 現在37歳のストライカーは2月26日、クラブを通じて「今シーズン限りで引退する事に決めました。サッカー選手として今まで全力を尽くしてきたけど、気付いたら体がボロボロで、そして自然と自分に限界を感じました。このクラブに来た事、このクラブで引退を決意した事は運命だと感じています」とコメントを発表した。

 岡崎が活躍したレスターの地元紙「レスター・マーキュリー」は「レスターでタイトルを獲得したヒーローが引退プランを表明」と見出しを打ち、「4月に38歳を迎えるストライカーは自身の身体に耳を傾け、今季終了後にスパイクを脱ぐことになった」と岡崎の引退を伝えている。レスターには4シーズン在籍し、計137試合で19得点を挙げた。

 そして岡崎はレスター在籍2年目、チームとしてはプレミア昇格2年目だった2015-16シーズンにリーグ優勝を経験。クラウディオ・ラニエリ監督の下、目標は残留だったはずのチームは快進撃を続け、クラブ創設132年目で初の快挙を成し遂げた。当時のチームは「ミラクル・レスター」として語り継がれており、そのなかで岡崎はレギュラーとして活躍した。

 同紙は「岡崎の運動量と動きはプレミアリーグ制覇に必要不可欠だった」「前線でジェイミー・ヴァーディの素晴らしい引き立て役となり、リヤド・マフレズとマーク・ブライトンの両ウイングとの絶妙なつなぎ役となった」と岡崎の献身的なパフォーマンスがタイトル獲得に貢献したことを回想していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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