リーグカップ決勝で攻守に存在感、優勝に大きく貢献

　イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、2月25日に行われたチェルシーとのカラバオ・カップ（リーグカップ）決勝で延長も含めた120分間を走り抜き、1-0勝利に貢献。優勝の立役者との声も上がるなかで、この試合で記録したヒートマップが話題に。攻守に渡り合った働きぶりを示す画像に海外ファンからは驚きの声が寄せられている。

　チェルシーとのリーグカップ決勝戦で先発した遠藤は、絶え間ない運動量でチェルシーの攻撃を潰し続け、リバプールのピンチを救い続けた。延長戦でも無尽蔵のスタミナで攻守に渡り合った働きぶりに対し、英紙「ガーディアン」では最高評点の9点が与えられるなど、現地でも高評価が相次いだ。

　相手の中盤には巨額費を投じて補強したMFエンソ・フェルナンデス（1億700万ポンド／約204億円）、MFモイゼス・カイセド（1億1500万ポンド／約220億円）が揃っていたものの、球際の攻防では遠藤がことごとくボール奪還を果たすなど、ピッチを支配。1600万ポンド（約30億円）で昨夏、リバプールに加入した日本人MFの働きぶりが注目を浴びたなかで、遠藤のプレーエリアを示すヒートマップが反響を呼んだ。

　リバプール専門メディア「Anything Liverpool」の公式X（旧ツイッター）でアップされた遠藤のヒートマップでは、ピッチの大部分が黄色や赤色で示されており、その範囲はおよそ3分の2に。「対チェルシー戦、遠藤航はどこにでもいた」とも綴られ、至るところに出没した事実を明確にしている。

　このポストに海外ファンからは「本当に31歳か？」「彼は信じられないほど素晴らしかった」「どこにでもいる」「エンドウは機械だ、この若者が31歳だなんて信じられない」「今季最高の契約選手」などと驚きの声が続々。31歳MFが披露したそのパフォーマンスに改めて感心の目が向けられていた。