リバプール歓喜のベンチで…現地中継に映った“日本人”が話題「凄え」「夢がある」
遠藤とともに脚光、リバプール日本人スタッフに注目
イングランド1部リバプールは現地時間2月25日、カラバオ・カップ(リーグカップ)決勝でチェルシーと対戦し、延長戦の末、1-0で勝利。2年ぶり10度目の優勝を飾った。日本代表MF遠藤航は延長も含めた120分間を走り抜き、そのパフォーマンスに賛辞が上がるなか、中継で一瞬映ったもう1人の日本人が脚光を浴びている。
リバプールはチェルシーとのリーグ杯決勝戦で延長後半13分、コーナーキックからキャプテンのDFフィルジル・ファン・ダイクがヘディングシュートで決勝点を奪った。遠藤は4-3-3のアンカーとしてフル出場。120分間をハイパフォーマンスで戦い抜き、勝利の立役者の1人となった。
そんな遠藤とともに、もう1人の日本人が脚光を浴びた。その姿が確認されたのはリバプールのベンチ裏。決勝ゴールシーンの中継映像で、カメラがリバプール側のベンチを捉えた際、負傷欠場したFWモハメド・サラー、FWダルウィン・ヌニェスの前方に日本人スタッフの姿があった。
このスタッフは、リバプールのマッサージ師/セラピストとしてメディカル部門に属する渡邊元範さん。公式サイトのプロフィールによると、渡邊さんは筋骨格系の怪我の治療に10年以上携わっており、2002年に渡英後、06年にサルフォード大学でスポーツリハビリテーションの優等学位を取得して卒業。一旦帰国したのち、11年に再渡英してロンドン中心部のさまざまなスポーツ傷害クリニックで勤務後、12年ワトフォードFCへスポーツセラピストとして加わった。そして、2020-21シーズンの開幕を前にリバプールでの職務に就いたという。
試合後、遠藤が公式SNS上に2ショット写真を添えたこともあり、ファンから熱視線が注がれ「日本人スタッフおるんか凄え」「夢がある」との声も。英紙「デイリー・スター」などに寄稿する海外ジャーナリストのベンス・ボクサーク氏も「遠藤航がLFCの日本人マッサージ師でありセラピストである渡邊元範氏と祝杯を挙げているのを見るのは素晴らしい」と自身の公式X(旧ツイッター)に綴るなど、国内外で脚光を浴びていた。