“デュエル王”遠藤航が200億円超MFを圧倒 フィジカルバトルの一幕に海外驚き「決定的な差」
遠藤とカイセドがカラバオ杯決勝でマッチアップ
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、現地時間2月25日にカラバオ・カップ(リーグカップ)決勝チェルシー戦で延長含め120分フル出場で1-0の勝利に貢献。リバプール加入後初のクラブタイトルを手にした。対戦相手となった中盤のエクアドル代表MFモイセス・カイセドとのマッチアップシーンが、海外でも話題に上がっている。
遠藤は2023年夏にドイツ1部シュツットガルトからリバプールへ電撃移籍した。当時、ブライトン(英1部)に在籍していたカイセドは人気銘柄で、リバプールも注目。同じくチェルシーに移籍したMFロメオ・ラビア(サウサンプトンから移籍)とともに、リバプールが逃したことが、遠藤獲得の背景にあったとされている。
カイセドは英国史上最高額の1億1500万ポンド(約219億円)の移籍金でチェルシーへ、一方の遠藤は1600万ポンド(約30億円)でリバプールへと渡っている。カラバオ杯タイトルを懸けた大一番、中盤の対決は試合の注目ポイントだった。
そんな遠藤、カイセドのマッチアップで海外の注目を集めたワンシーンがある。後半7分、左サイドでボールを拾った遠藤が味方とのワンツーで相手を剥がす。そこに寄せてきたカイセドと対峙したが、身体の強さを見せ遠藤が相手を弾き飛ばしてボールをキープした。
海外サッカーサイト「OneFootball」は「カイセドはリバプールの相手をボールから押し出そうとしたが、芝生の上へ転がるだけだった」とシーンに言及。「この2人のフィジカルバトルは、確かにその差を決定的なものにした」と遠藤への賛辞を贈っている。
「カラバオ・カップ決勝での遠藤航のパフォーマンスには、今夏の移籍金1620万ポンド(約30億円)に対する驚嘆の声が上がったことだろう。対照的に、1億ポンド以上高額で契約したカイセドは、日本人MFより劣っているように見えた」
獲得した際の金額の開きを引き合いに出しつつ、このゲームで明らかになった2人の“実力差”を指摘していた。海外でも、リバプール遠藤の評価はさらに上がっているようだ。