「革命は避けられない」 FIFA改革案に激怒する欧州クラブ協会会長、過激な“対抗策”を示唆
ルンメニゲ氏がFIFAを公然と批判 26年W杯大会に選手の供給禁止も
バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOはファンの反対を押し切り、ワールドカップ(W杯)参加国を現行の32代表から48代表に拡大するなど拝金主義を突き進むFIFA(国際サッカー連盟)に激怒している。「革命は避けられない」と語り、2026年ワールドカップに選手の供給を禁止する過激な対抗策を示唆した。ドイツ地元紙「ビルト」が報じている。
ルンメニゲ氏は欧州クラブ協会の会長も務め、クラブ側の権益を守る立場にいる。そして、ドイツサッカー協会とドイツフットボールリーグはFIFAの2026年大会からのW杯参加拡大案を公然と批判している。
「私はクリスティアン・セイファート(ドイツリーグ会長)の意見を支持する。もしも、我々はこのようなことが続けば、革命に直面することになる。革命は嫌いだ。なぜなら、流血は避けられないから。だが、革命は不可避だと恐れている」
ルンメニゲ氏はこう語った。そして、W杯招致活動などによる贈収賄事件で高官の逮捕が相次いだFIFAへの加盟意義に疑問の視線を送っている。
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