北朝鮮、“決戦の地”日本入国時の「同胞の熱烈な歓迎」に韓国注目「大声で叫ぶ人もいた」

北朝鮮女子代表が来日【写真:ロイター】
北朝鮮女子代表が来日【写真:ロイター】

北朝鮮は2月28日に日本と五輪アジア最終予選第2戦で対戦

 北朝鮮女子代表は2月28日、パリ五輪アジア最終予選の第2戦でなでしこジャパン(日本女子代表)と対戦する。決戦の地は国立競技場。2月25日に日本入りした際、在日本朝鮮人総連合会の関係者らから歓迎を受け、感謝の言葉を述べたと韓国のニュース番組「SBS News」が伝えている。

 北朝鮮は第1戦を自国の首都・平壌で開催予定だったが、アジアサッカー連盟(AFC)の介入もあってサウジアラビア・ジッタでの開催に変更。24日の初戦は0-0のドローに終わり、パリ五輪への切符は日本の国立競技場で行われる第2戦に委ねられた。

 北朝鮮一行は、第1戦終了後にカタールを経由し、25日夜に日本入り。赤いジャケットを着て、マスクをつけた選手団は、一般客とは異なる同線で移動。記事によれば、言葉を発することはなかったという。

 そのなかで、空港には「在日本朝鮮人総連合会の関係者と見られる数十人が集まり、手を叩いたり、旗を振ったりして選手たちを歓迎した」とされる。「腕を上げてスマートフォンで写真を撮ったり、『歓迎する!』と大声で叫ぶ」人もいたという。

 朝鮮総連の女性たちから花束を受け取った北朝鮮の関係者は「同胞の熱烈な歓迎に感謝する」と語った、と記事では伝えられている。

 スポーツ交流の特例として認められているとされる今回の北朝鮮の来日。2月28日の第2戦は、パリ五輪の切符が懸かっていることもあり、一層熱を帯びそうだ。

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