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エイバル乾がバルサ戦で輝けなかった理由 0-4の大差を生んだ両サイドの攻防
乾のアクション数は過去5試合で最低の数値
最後に、リーグ戦でのここ5試合のエイバルの結果とスタッツ、そして乾のスタッツをまとめたのが[DATA-2]だ。
やはりバルセロナは厳しい相手ではあったが、チーム全体のシュート数では13本と二桁を記録しており、強い相手でも攻撃をやり切れているのはエイバルの立場から考えれば、全く悲観する必要はないだろう。
乾のデータもバルセロナ戦はポゼッションそのものの時間が短かったため、やはりアクションの数は減少。前半は良いシーンもあったが、後半はチーム全体がより右サイドへシフトしたことで、さらに難しい展開となった。守備の時間が増えプレー機会が減った際にどう立ち向かうかという課題は、レギュラーポジションを守るためにも克服したいところだ。
この試合でリーガ通算40試合出場となり、日本人選手の歴代最多出場数を更新した乾だが、もちろんここで止まるわけにはいかない。今後も多くの記録を積み重ね、多くの記憶をサポーターに植えつけるためにも、劣勢時に輝く術を身に着けたいところだ。
データ提供元:Instat
【了】
Soccer D.B.●文 text by Soccer D.B.(http://soccer-db.net/)
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images