「入ってラッキー」 横浜FMの殊勲DF、圧巻の一撃は「興奮しすぎてあまり覚えていない」

松原健が後半アディショナルタイムに劇的ゴール【写真:徳原隆元】
松原健が後半アディショナルタイムに劇的ゴール【写真:徳原隆元】

松原健が後半アディショナルタイムにチーム2点目を決めて勝利

 横浜F・マリノスは2月25日、J1リ-グ第1節で昇格組の東京ヴェルディと対戦。後半44分に同点に追い付くと、同アディショナルタイムにはDF松原健が劇的な勝ち越し弾を決めて2-1で勝利した。殊勲の男は試合後、「興奮しすぎてあまり覚えてない」と語っている。

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 試合は前半7分、16年ぶりにJ1に昇格した東京VがMF山田楓喜の直接フリーキック(FK)弾で先制。その後は横浜FMが攻め込む時間が増えるも、ゴールを奪えない展開が続く。

 そのまま東京Vが逃げ切るかと思われた後半42分、横浜FMがペナルティーエリア内に侵入すると、浮き球の折り返しに東京VのFW河村慶人が痛恨のハンド。このPKを昨季の得点王FWアンデルソン・ロペスが冷静に蹴り込んだ。

 さらに後半アディショナルタイム、横浜FMは右サイドから押し込むとペナルティーエリア内の45度付近から松原が鮮やかな左足シュートを決めて逆転。5分間の逆転劇で、2-1として白星スタートを切った。

 殊勲の松原は試合後、開口一番「興奮しすぎてあまり覚えてない」とコメント。ゴールシーンについては「パスして終わるより、打って終わろうと思った。入ってラッキーでした。自分の感覚としてはあのコースしかないと思った。なるべくふかさないように打ったつもり。それがいい回転がかかって入って良かった。本当に最高でしたし、31年前の開幕戦の状況が戻ってきたことが嬉しい。そのなかで、なんとか勝たないといけない開幕戦だったので本当に勝てて良かったです」と、笑顔を覗かせていた。

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