16年ぶりJ1の東京Vが強豪・横浜FMに大健闘 93年Jリーグ開幕戦再現の“先制”展開
前半7分に東京Vの山田楓喜が先制ゴール
J1リーグの開幕戦、2月25日に国立競技場で行われる東京ヴェルディと横浜F・マリノスの一戦は、前半7分に東京VのMF山田楓喜が先制ゴール。1点リードでハーフタイムを迎えた。
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東京Vは昨季のJ1参入プレーオフを勝ち抜いて昇格。2008年以来のJ1での戦いに臨むが、その開幕戦の相手が横浜FMになった。これは、互いに前名称のヴェルディ川崎と横浜マリノスとして1993年5月15日にJリーグ創設のオープニングマッチとして行われたカードが31年ぶりにリーグ初戦で顔を合わせるものになった。
その試合は立ち上がりの前半3分、東京Vが相手の背後に高いロングボールを蹴り込むと横浜FMはGKポープ・ウィリアムがペナルティーエリア外まで飛び出して処理を試みるもハンドの反則。木村博之レフェリーはイエローカードを提示したが、中村太VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は決定的な得点機会阻止(DOGSO)の可能性があるとして介入。オンフィールドレビューの末、判定はイエローカードのままになった。
しかし、そのペナルティーエリアすぐ外の右45度付近からのフリーキックを山田が壁を越えてニアサイドに曲がり落ちる絶妙な左足シュートで決め、東京Vにとって貴重な先制点が前半7分に決まった。
その後は横浜FMがFWエウベルの突破や速攻でチャンスを作るも東京Vの守備陣が奮闘。逆に前半30分には敵陣でのボールカットからカウンターを発動し、山田のラストパスにMF齋藤功佑が合わせるもウィリアムが飛び出してシュートを身体に当て、ゴール方向にこぼれたボールもDF上島拓巳がクリアした。
すでにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で2試合の公式戦を消化している昨季2位の横浜FMに対し、今季の公式戦初戦で16シーズンぶりのJ1でのゲームになる東京Vが1993年Jリーグ開幕戦を再現するかのように先制し、1-0のリードを奪いハーフタイムを迎えた。