前回王者すみだが全日本フットサル選手権初戦敗退 F1昇格の仙台が森村の1G1Aで勝利!

F1昇格の仙台が森村の1G1Aで勝利【写真:(C) Futsal X】
F1昇格の仙台が森村の1G1Aで勝利【写真:(C) Futsal X】

リーグ戦でも11位に終わったすみだは選手権でも1回戦敗退

 第29回全日本フットサル選手権大会は2月24日に全国4か所で開幕を迎え、岸和田市総合体育館の第1試合では前回大会王者のフウガドールすみだと来季のF1昇格を決めたばかりのヴォスクオーレ仙台が対戦した。

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 開始早々にすみだはFP清水誠也が仕掛けてゴールを狙うが得点は挙げられず。仙台もF1・F2入れ替え戦の2試合で3得点を挙げたFP丸山将輝が反転シュートからゴールを狙ったがGKに防がれた。

 両チームともに球際に激しくいくことからファウルが重なっていく。そうしたなかでも、すみだが仙台のゴール前に迫る場面を増やすが、フィニッシュの精度を欠いて得点を挙げられない。前半13分には仙台のファウル数が5となり、同15分にはすみだのファウルも5つを数える。

 すみだは5ファウルとなってからわずか8秒後、6つ目のファウルをしてしまい、仙台に第2PKが与えられる。これを元日本代表FP森村孝志が決めて仙台が先制した。一方、すみだも前半18分に6つ目のファウルを受けると、FP根本佑がこれを決めて同点に追いつく。

 前半の残り時間、仙台は森村がサイドでボールをキープ。森村がファウルをアピールする場面もあったが、すみだもファウルすれすれの守備で耐える。森村が右足でゴールを狙ったシュートが左に逸れると、すみだもボールを奪ったFP安藤大智の折り返しにFP羽生恒平が飛び込んだがボールを枠へ飛ばせずに前半は1-1のまま終了した。

 後半の立ち上がりも、両チームの激しさは変わらない。後半1分、仙台は森村が直接FKでゴールを狙うが、クロスバーに嫌われる。それでも同3分には右サイドでキックインを得ると、森村がゴール前に入れたボールをFP藤山翔太がゴールに押し込み、2-1と再びリードする。

 しかし、仙台は後半もファウルを重ねてしまい、後半9分の時点で早くもファウルカウントが5を数えてしまう。同12分にはFP北村弘樹がエリア内で相手選手に倒されるがノーファウル。しかし、腹部を痛めて担架でピッチ外に運ばれることとなった。

 プレー再開直後、仙台は速攻を仕掛けてゴールに迫り、最後はFP井上卓がこぼれ球をシュートしたが左ポストを叩く。リードされたすみだは仙台の守備を崩せずにフィニッシュまで行けない時間が続いた。その後も仙台はFP橋本裕貴やFP今井翔がシュートを打つが、リードを広げられない。

 残り4分を切ったところですみだのファウル数も5つとなる。この直後にすみだはFP栗本博生をフライングGKにしてパワープレーを開始。だが、機動力の落ちない仙台の守備をなかなか崩せずにシュートを打ってもGK税田拓基に防がれた。

 タイムアウトを取ったすみだったが反撃しきれずに試合終了。前回王者が初戦で1-2と敗れることになった。

(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)



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