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リーグ再開戦でドルトムントのゲッツェは出番なし 天才MFの苦境にドイツ誌「システムの問題」
元ドイツ代表DFは「4-3-3はゲッツェにとってフィットするものではない」と指摘
ドルトムントの日本代表MF香川真司は21日のブンデスリーガ後半戦初戦となるブレーメン戦でインサイドハーフとして今季開幕戦以来となる先発フル出場を果たした。右足首の故障から回復した小さな魔術師が2-1勝利に貢献し、復権の狼煙を上げる一方、ドイツが誇る天才MFマリオ・ゲッツェは出番なしに終わった。ドイツ誌「フォークス」は「システムの問題」と分析している。
ドルトムントの一員として2002年シーズンにブンデスリーガ優勝を果たした元ドイツ代表DFクリストファー・メッツェルダーは現在、衛星放送「スカイ」の解説者を務めている。
そして、再開戦で出番なしに終わったゲッツェについて、現在のトーマス・トゥヘル監督のシステムで居場所なしと指摘している。
「ドルトムントは4-3-3でプレーしている。選手にはスピードが求められている。そして、局面を打開するドリブルの突破力が求められている。マリオは1 対1に強くない。このシステムはゲッツェにとって完璧にフィットするものではない」
メッツェルダーはゲッツェの直面している苦境をこう説明している。ドイツ最大の才能と呼ばれる稀代のテクニシャンだが、局面打開力の欠如が課題に挙がっており、背番号10は復権の一歩を歩んだ香川と明暗が分かれている様子だ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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