「点を取るとチームとして強い」 川崎OB中村氏が「JのDF陣は苦労する」と話す新エースは?
元日本代表の内田篤人氏と中村憲剛氏が川崎について言及
元日本代表DF内田篤人氏がMCを務めるスポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」に、元日本代表MF中村憲剛氏がゲスト出演。中村氏の古巣であり、2024年シーズンに王座奪還を目指す川崎フロンターレについて語った。
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今シーズンの川崎は、カタール・ワールドカップ(W杯)メンバーであった元日本代表DF山根視来やDF登里享平、FWレアンドロ・ダミアンら、これまで長くチームを支えて来た選手を放出。FWエリソンら3人の外国籍選手に加え、オランダで活躍してきたDFファン・ウェルメスケルケン・際らを獲得して、多くの入れ替えがあった。
鬼木達監督の8シーズン目を、ほぼ新チームのような形で迎えた川崎。そんなチームについて中村氏は「スタッフも多く入れ替えた。この間、練習を見に行った時に『話をしよう』と思ったら、一緒にプレーした選手がほとんどいない。いるんだけど、だいぶいない。昨年まではもう少し話していたんだけど。(自分が引退して)3年ですよ。3年周期でチームって入れ替わっていくんだなって、すごく感じましたね。(一緒にプレーしていたのが)家長(昭博)、脇坂(泰斗)、(チョン・)ソンリョン、ジェジエウくらいでしたからね」と、戸惑ったことを明かした。
昨季は8位でリーグ戦を終えた川崎だが、内田氏に「基本は4-3-3なんですか?」と聞かれると、「この間の富士フイルムスーパーカップを見ていても4-3-3でした。けど、4-2-3-1にも変えられるタレントはいるので。昨年の途中も(最終ラインを)3枚にすることもありましたし、鬼さん(鬼木監督)はいろいろ手札は持っているので。今シーズンは過密日程ですし、その時のコンディションに合わせて」と、今季の川崎の戦い方を予想した。
内田氏に「キーマンは誰?」と聞かれると、「(チームが)変わったからこそ、元々いる選手たちがキーマンになる。例えば家長だったり、脇坂だったり。今季は(脇坂が)キャプテンになっていますから。あとエリソン。ちょっと覚えておいて」と、中村氏は在籍歴の長い2人と新外国人助っ人の名前を挙げた。
そして、「サッカーって大体、エースが点を取ると乗ってくるし、チームとして強い。それは大迫(勇也)のいる神戸もそう。だからエリソンが点を取り出すと、最初の5試合で2点、3点くらい取り出すと、JリーグのDF陣は苦労するかもしれない」と、活躍に期待を寄せた。
川崎はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16で敗退となったが、山東泰山(中国)との2試合でエリソンはいずれもゴールを挙げており、新エースの風格を見せている。ACLで不本意な成績に終わった川崎だが、今季のJリーグではどれだけの成績を残せるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)