今季Jリーグ、監督交代が頻発の可能性? 内田氏&中村氏が予想「全く想定してない」
Jリーグのレギュレーション変更に言及
元日本代表DF内田篤人氏がMCを務めるスポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」に、中村憲剛氏がゲスト出演。Jリーグのレギュレーションが今季から変わったことで、監督交代が頻繁に起こる可能性を中村氏が指摘した。
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今シーズンからJリーグは、J1からJ3までの3カテゴリーの所属クラブ数がすべて20チームで統一された。全60クラブのうち、最も多いのが神奈川にある6チームとなっており、東北地域と四国地域にはJ1クラブがない。すべてのリーグが全38節を行う。また、ルヴァンカップもJ1・J2・J3の全クラブが参加するノックアウト方式に変更となった。
そして昨季はJ1から横浜FCの1チームのみが降格となったが、新シーズンからは3チームが自動降格となる。中村氏は「昨シーズンは1チームのみだったから、そこまで監督交代が起きなかったところがあったと思うんです。最後まで分からないところがあったので。3チームだと、序盤の5節、10節くらいで色々見えてくると思うので、監督交代を考えるクラブが出てくる可能性は高くなると思う」と、この変更によって監督交代が増えるのではないかと予想した。
内田氏と中村氏は、2023年にJリーグの監督に必要となる指導者S級ライセンスの取得に必要な講習会を終えており、約2週間の海外研修を残している段階だという。そのため、内田氏は「あれ? 中村(憲剛)、S級持っている。あれ?」と言うと、中村氏は慌てて「違う、違う、違う。全然、その振りじゃない」と、自身がJクラブの指揮を執ろうとしていることを否定し、「そんなこと言ったら、あなたも一緒じゃない」と、同期の内田氏に突っ込んだ。
内田氏は笑いながら「誰かにやってほしいけどな」と言い、「じゃあ憲ちゃんはオファーが来たらどうするの?」と聞くと、中村氏は「分からないよ。全く想定してないです。自分のなかで。あるわけないと思っているので、当然」と、答えた。それを聞いた内田氏はニヤリと「ってことは、別にノーではないですからね、皆さん」と言うと、中村氏は「ノーではないって…。この番組、相変わらず怖いですね」と、苦笑した。
内田氏と中村氏の同期には、元日本代表FW大黒将志氏、元日本代表MF明神智和氏、元日本代表FW北嶋秀朗氏、元サガン鳥栖監督で現在はFC町田ゼルビアでヘッドコーチを務める金明輝氏ら、そうそうたる顔ぶれがいた。今季から鹿島アントラーズでコーチを務めることになったMF中後雅喜氏のように、Jクラブのコーチングスタッフに入っている者も数名いる。
彼らの同期の中から、Jクラブの監督を務める人が今シーズン中にも出てくる可能性はあるが、内田氏は「そうしたら、もうここで大発表しますよ。くす玉を用意して『パーン』って。『祝! 中村憲剛、どこどこの監督就任!』って」と言うと、中村氏も同期からの監督誕生に期待を寄せつつ頷いていた。
現役時代は川崎フロンターレ一筋のキャリアを送った中村氏だが、Jリーグで最初に指揮を執るクラブがどこになるかは楽しみなところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)