遠藤航「トロフィーで恩返しを」 退任するクロップへ…リーグ杯決勝への決意に英注目
リバプールはカラバオ杯決勝でチェルシーと対戦
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、アジアカップ参加期間中にクラブを率いるユルゲン・クロップ監督の今季限りの退任のニュースを知ることになった。代表活動から帰還し、ここまで高パフォーマンスを見せている遠藤が改めてリバプールに懸ける思いを語っている。
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現地時間1月26日、クロップ監督が今季限りでの退任を表明した。この時遠藤はチームを離れており、カタールで開催されていたアジア杯にキャプテンとして参戦している。かつてリバプールに在籍(2020年~22年6月)し、現在はフランス1部ASモナコでプレーするMF南野拓実とともに、恩師退任の衝撃をカタールで共有していた。
日本がアジア杯の準々決勝でイランに敗れたため、遠藤はクラブに帰還し2月10日のプレミアリーグ第24節バーンリー戦(3-1)でスタメン復帰。以降、バーンリー戦含むリーグ3試合すべてにフル出場で勝利に貢献している。
確固たる地位を築きつつある日本人MFは、クロップ監督に対する思いとともに、今月25日に控えるリーグカップ(カラバオカップ)決勝チェルシー戦への決意を明らかにした。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
同紙では自身を獲得してくれたクロップ監督への感謝を遠藤が感じていることに加え、「トロフィーで彼に恩返しをしたい」という思いを乗せた言葉を紹介。「(退任を聞いて)正直悲しかった。僕は彼のためにプレーし、彼の目指すサッカーをすることを本当に楽しんでいる。残念だけど、彼がいなくなる前に、僕らが彼のためにタイトルを獲得したいんだ」と切なる願いを口にした。
「僕はまだ1シーズンしかユルゲンの下でプレーしていない。ほかの選手たちはもっと長くここでプレーしているから、もっと多くの感情を持っているかもしれないね。でも、彼には本当に助けられた」
そのうえで「もし、この最初の試合に勝つことができれば、ほかのコンペティションにも良い影響を与えると思う。ウェンブリー(試合会場)で勝てば、これからの挑戦のためのエネルギーが増える。それに、優勝は僕にとっても大きな意味がある。獲得できればリバプールでの初めてのタイトルになる。とても興奮しているし、チームが決勝で勝つために全力を尽くすことに集中している」とチェルシー戦への意気込みを語っている。
記事では同時に、ここまで公式戦2ゴールと1アシストと数字を残している遠藤を「リバプールでの活躍で移籍金をすぐに返済し、6番の役割を自分のものにした。レッズ(リバプール)の中盤を支えるだけでなく、ファンの人気者になった。ファンに愛されている」と高い評価を与えた。クロップ監督の信頼も厚い遠藤。ウェンブリー・スタジアムで歓喜のカップを掲げる姿を、指揮官も望んでいるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)