韓国チームへ捧げた甲府サポの拍手喝采 ACL敗戦後の光景を海外絶賛「本物のフェアプレー」
ACLラウンド16第2戦、敗れた甲府サポの振る舞いが脚光
J2ヴァンフォーレ甲府は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16第2戦で韓国1部蔚山現代に1-2で敗戦。アウェーでの第1戦(0-3)と合わせ、2戦合計スコア1-5で及ばず終戦となったなか、海外記者が相手チームを称えたゴール裏スタンドの振る舞いに熱視線を送り、賛辞を送っている。
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クラブ史上初のACL参戦となった甲府は、蔚山とベスト16で激突。アウェーでの第1戦を落として迎えたホームでの第2戦では前半11分にカウンターから失点し、8強進出へ厳しい状況に。それでも果敢に攻め続けたなかで前線のFWピーター・ウタカらを中心に蔚山ゴールへ攻め続けた。
1点が遠かったなかで後半43分、コーナーキックから途中出場のFW三平和司が同点ゴールを奪取。しかし直後にカウンターから勝ち越しゴールを許し、1-2で敗れた。国立競技場には1万5932人の観衆が詰めかけ、ホームチームの健闘を称える声援が鳴り響いたなか、試合後のある振る舞いが注目を浴びた。
東京を拠点とするスポーツライターで海外メディア「Sports Keeda」などに寄稿するアレックス・ビショップ氏は自身のX(旧ツイッター)上に1本の動画をアップ。映像には甲府サポーターが詰めかけたゴール裏から蔚山イレブンに向けて盛大な拍手が送られた試合後のワンシーンが収められている。
整列した蔚山の選手らに向けて拍手喝采を送った甲府サポーターの振る舞いに対して、ビショップ氏は「蔚山現代は敗北した甲府の観衆からスタンディングオベーションを受けた スポーツマンシップ」と賛辞をポスト。海外ファンからも「本物のフェアプレー」「これが日本、これが最高のアジアサッカー!」と熱視線が送られていた。