21歳日本人MFが鮮烈米デビュー話題 契約締結→“即”決勝弾…海外驚き「予想より早い」

セントルイス・シティと契約を締結した木島萌生(写真は大学でのプレー時)【写真:Getty Images】
セントルイス・シティと契約を締結した木島萌生(写真は大学でのプレー時)【写真:Getty Images】

セントルイス・シティに加入した木島萌生

 米メジャーリーグサッカー(MLS)のスーパードラフトで1巡目指名を受けたMF木島萌生が2月20日、セントルイス・シティSCと1年契約を結んだ。さらに、同日行われたCONCACAFチャンピオンズカップ1回戦・第1戦のヒューストン・ダイナモ戦にいきなり途中出場。1-1の試合終了間際に劇的な勝ち越しゴールを決めるという華々しいデビューを飾った。

 20日にセントルイスはドラフト指名した21歳木島の獲得を発表。スポーツ・ダイレクターのルッツ・ファンネンシュティール氏は「ホウセイがプレシーズンの成功を経て我々とともにプロとしてキャリアをスタートできることに興奮している」と語り、「チームの文化に上手く適応しており、私たちは彼らがその可能性を最大限に発揮できるようにサポートできることを楽しみにしている」と、加入を歓迎した。

 ウェイク・フォレスト大学の木島は昨年に行われたMLSスーパードラフトで1巡目の全体17位で指名された。その後、プレシーズンキャンプに同行。この日2025年、26年、27年の延長オプション付きとなる1年契約を締結した

 ウェイク・フォレスト大学では主将も務めていたといい、横浜出身。さらに、いきなり同日行われたヒューストン・ダイナモ戦に後半41分から途中出場した。すると出場からわずか4分、ペナルティーエリア内で相手が拾ったこぼれ球を奪い返し、そのままシュート。これがファーサイドに決まって終了間際に劇的な勝ち越しゴールを挙げた。

 米紙「テレグラフ」は木島の「正直に言うと自分がプロ選手でいることにさえ驚いている。このフィールドに立つために15年プレーし続けた」とのコメントを紹介。同紙は「予想より早くビッグチャンスを掴んだ。この地点に到達するまでに15年かかったかもしれないが、影響を与えるまでに要した時間ははるかに短い」とその鮮烈なデビューを称えた。

 パリ五輪世代にあたる21歳の木島。その活躍に今後も期待が懸かる。

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