三笘薫への危険タックル事件「厳罰」求める声 海外指摘「選手の安全が危機に」
ホルゲートの危険タックルが物議に発展
イングランド1部ブライトンMF三笘薫がプレミアリーグ第25節シェフィールド・ユナイテッド戦(5-0)で受けた悪質タックルの余波が拡大するなか、海外メディアは一発退場となったDFメイソン・ホルゲートに厳罰を求める声が上がっている事実に脚光を当て、規定ルールからの「変化のきっかけとなる可能性がある」と見解を伝えている。
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シェフィールド戦で先発した三笘は前半11分、左サイドでドリブル突破を仕掛けたところでホルゲートに足裏を向けた激しいタックルを見舞われた。主審はホルゲートへイエローカードを提示したが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。オンフィールドレビューで確認された結果、ホルゲートは一発退場となった。
スロー映像からはボールとは関係のないチャレンジで、悪質性の高いタックルだったことが判明。各方面で批判の声が噴出したなかで、香港メディア「BNN Breaking」はホルゲートとエバートン時代の元同僚FWジェラール・デウロフェウ(ウディネーゼ)が、自身のX(旧ツイッター)上で厳罰を求めるメッセージを綴った事実に目を向けた。
デウロフェウはX上にファウルシーンを引用したうえで「私の元チームメイトですが、これを目の当たりにし、心が張り裂けそうだ。なぜなら、それを直接経験しているから。我々は模範的かつ適切な方法でこの種の行為を制裁し始めなければならない。それは許されない」とポスト。事態の重さを強調している。
プレミアリーグではレッドカードで3試合の出場停止が科されるが、記事では「標準的な3試合の出場停止では不十分であることを示唆した」と指摘。そのうえで「このような事件を踏まえて懲戒措置を適応または変更する当局の意欲が引き続き焦点となる。選手の安全が危機に瀕しているなか、ホルゲートと三笘の事件は変化のきっかけとなる可能性がある」と見解を伝えた。
三笘は幸い、負傷を免れたものの、一歩間違えれば選手生命を絶たれる怪我を負った可能性も否定できない。実際、ピッチ上では危険なファウルシーンが横行していることから「競技プレーから危険な行為まで一線を越えた行為をこのスポーツがどのように罰するのか、より厳密な検討が求められる」と、厳しい目が向けられた。