ミランはエル・シャラウィ移籍にNO! ドルトムントへの放出は見送りか!?

昨年1月にも届いた大型オファー

 ブンデスリーガ17位に沈むドルトムントが、ACミランのイタリア代表FWステファン・エル・シャラウィの獲得に失敗した可能性があると、イタリア地元紙「トゥット・スポルト」が報じた。

 日本代表FW本田圭佑のチームメイトであるエル・シャラウィは、今季リーグ戦1得点3アシストの成績を残しているが、ここ2試合で先発落ちしてきた。イタリアの地元紙は、エル・シャラウィの代理人が冬のマーケットで補強を画策するドルトムント側と交渉を持ったことを報じていた。一時は、ドルトムントのイタリア代表FWチロ・インモービレとトレードとなる可能性も浮上していた。

 だが、状況は一変したようだ。記事によると、ドルトムントはユルゲン・クロップ監督にエル・シャラウィをプレゼントしようとしていたが、ミランは若き至宝の移籍市場への出品を取り下げたという。ミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOの元には昨年1月、ドルトムントからエル・シャーラウィの移籍金4000万ユーロ(約58億円)、年俸700万ユーロ(約10億円)という大型オファーが届いていたが、そのときは放出を見合わせた。そうした経緯もあったが、今回も「ガリアーニはクロップにノーと答えた」と伝えられているのだ。

 圧倒的なスピードを誇るエル・シャラウィがドルトムント加入時は、トップ下の控えでの出番が続いている日本代表MF香川真司と前線でコンビを組んでいた可能性もあった。しかし、“ファラオーネ”はミラン残留という流れで固まりつつあるようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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