山東に競り負けた川崎…ターンオーバー裏目に? 鬼木監督「プレッシャーになったかも」

川崎を率いる鬼木達監督【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】
川崎を率いる鬼木達監督【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】

山東泰山とのACLベスト16第2戦を2-4で落とし敗退が決定

 川崎フロンターレは2月20日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16の第2戦で中国の山東泰山と対戦。アウェーでの第1戦を3-2で勝利したものの、ホームで迎えた一戦を2-4で落とし、2試合合計5-6で敗退に。鬼木達監督は「自分の力のなさ」と自らを責めた。

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 前半8分にDF大南拓磨が自陣でボールを失ったところから先制点を許すと、同25分にはコーナーキックからの逆襲でロングカウンターを決められて、2点を先行される展開になった。結果的にこの2失点が大きく響くこととなった。

 試合後の記者会見で鬼木監督は「平日の難しい時間のなか、こんなに大勢のサポーターに集まっていただいたのに、結果を出せなかったのは自分の力のなさだと思います。今日のゲームを勝たせられないといけなかったですし、しっかり次のステージに進まないといけないゲームだったと思います」と振り返った。

 そして、「相手が良いとかではなく、立ち上がりは自分たちに固さがありました。ただ、2失点はしましたが、1点を返す少し前のあたりからは、自分たちのチャンスの数は増やして行けたのかなと思います。そういったなかで、多くのチャンスを作っても決めきれなかった。第1戦では2-0の時に3点目を決めきれなかった。今回もチャンスのなかで決めきれなかったのが、自分の甘さだと思います」と悔やんだ。

「固さ」を招いた要因については、「メンバーを大きく入れ替えたスーパーカップに勝利したことで、このゲームに挑むに当たってもしかしたら全く違うメンバーになってプレッシャーになったかもしれません。そういう意味ではターンオーバーの難しさがあったかもしれません」と分析。「それは推測でしかありませんが、僕としてはチーム1つで戦っていることですので、一戦目の山東戦も、スーパーカップも、このゲームもすべてが全員でつながっているものだと思います。そのマネジメントをもっともっと自分のところでやらなければいけなかった」と、コメントした。

さらに鬼木監督は「最後、普段から『球際だ』と言っていますけど、そう言ったところで失点もしています。そこのところは、もっと自分も伝えきらないと、こういうゲームは勝てない。次、Jリーグがありますので、そこに向かっていきたいなと思います」と、後半アディショナルタイムを守り切れなかったことについても、選手たちへの要求を伝えきれていなかったと反省した。

 国内の主要タイトルをすべて獲得した鬼木監督だが、アジア制覇への道はまたも閉ざされる形となった。

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