川崎まさかのACL敗退 ホーム山東泰山戦で終了間際に痛恨被弾…2戦合計5-6で敗れる
ACLベスト16第2戦、川崎と山東泰山が再戦
川崎フロンターレは2月20日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16第2戦を等々力陸上競技場で行い、山東泰山(中国)と対戦。2-4で敗戦し2戦合計スコアでも逆転され、16強での敗退が決定した。
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アウェーでの第1戦を3-2で勝利していた川崎にとっては、2024年に入ってから公式戦3試合目ながら初のホームゲームとなる。17日に富士フイルムスーパーカップ2024を戦ったばかりの川崎は、DF丸山祐市以外の10選手を入れ替えて、このゲームに臨んだ。
引き分け以上で7大会ぶりのベスト8進出が決まる川崎だが、序盤にチャンスを作ったのは山東泰山。前半4分にCKをDFジャジソンに枠に飛ばされ、同6分にもゴール前のこぼれ球に川崎の選手が反応できないところをMFシエ・ウェンノンに拾われ、シュートを打たれる。いずれもGKチョン・ソンリョンの好守に救われたが、序盤からピンチが続いた。
さらに前半8分にはGKチョン・ソンリョンからのビルドアップで、DF大南拓磨がパスを受ける。しかし寄せてきたMFリー・ユェンイーにボールを奪われると、折り返しをFWクリサンに押し込まれて先制点を許し、2試合合計スコアもイーブンに持ち込まれてしまう。さらに同25分にはロングカウンターを発動され、最後はDFガオ・ジュンイーに2点目を決められてしまう。
思わぬ形で失点を重ねた川崎は、ここからボールポゼッションを高めるが、なかなか決定機を作れない。それでも前半30分には、新加入のDF三浦颯太が中盤でボールをカット。FWエリソンに預けたボールがこぼれたところをMF山本悠樹が拾い、DFを引き付けてスルーパス。これを三浦が受けて左足でワンタッチシュートをゴールに流し込み、1点を返した。
その後も川崎はチャンスを作り、山本のシュートがクロスバーを叩く場面もあった。前半アディショナルタイムにはFWマルシーニョがMF橘田健斗のスルーパスで抜け出してGKをかわしてシュートを打ったが、GKワン・ダーレイが懸命に伸ばした手にボールが当たり、2点目は挙げられず。このまま前半は山東泰山が1点リードで折り返した。
後半に入ると山東泰山はFWフェルナンジーニョとFWマテウス・パトを投入して4-4-2に布陣を変更。後半も川崎がボールを保持して攻めていく。後半15分、右サイドで脇坂からスルーパスが出ると、これを受けたDF佐々木旭がクロスを入れる。FWマルシーニョのボレーは左ポストに嫌われるが、こぼれ球をエリソンが押し込み、川崎が2-2に追いついた。
このまま試合を進めたかった川崎だが、後半28分に左サイドからクリサンにドリブルで運ばれると、人数は足りていたものの身体を寄せきれずにミドルシュートを決められ、2-3とされてしまう。後半アディショナルタイムまで両チームが攻め合ったなか、後半アディショナルタイム7分、ゴール前に浮いたボールをDFジャジソンにジャンピングボレーで流し込まれてしまう。
このゴールで山東泰山が4-2とリード。2試合合計スコアでも山東泰山が勝ち越し、川崎はまさかの敗退となった。