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「お金がない!」 韓国、クリンスマン監督解任の“余波”で「財政危機」と中国注目
今回の解任で総額11億円以上を費やす
大韓サッカー協会(KFA)は2月16日、ドイツ人のユルゲン・クリンスマン監督の解任を正式発表した。わずか1年足らずの更迭劇は世界で報じられたなか、中国メディアは「お金がない! 韓国サッカー協会は財政危機に陥る」とその余波を伝えている。
元ドイツ代表FWで、指導者としてはドイツ代表やアメリカ代表、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンなどを率いてきたクリンスマン監督は、2023年2月に韓国代表の監督に就任。序盤勝利できず苦難の船出となったなか、徐々に調子を上げてきていたが、カタールで開催されたアジアカップで64年ぶりの優勝に手が届かずベスト4止まり。FWソン・フンミンやMFイ・ガンインによる内部騒動も明るみに出て、解任の噂が過熱していた。
KFAは2月16日、チョン・モンギュ会長の声明を公式サイトに掲載。解任決定の理由に関して「クリンスマン監督は、期待する指導力とリーダーシップを示していなかった」と説明していた。
かつて日本でもプレーしたことがある元韓国代表DFホン・ミョンボ氏や、元韓国代表FWチェ・ヨンス氏らが後任として有力視されているなか、中国大手メディア「SOHU」は「お金がない! 韓国サッカー協会は財政危機に陥る」と取り上げている。
「韓国の世論の怒りは収まっていない。2026年のワールドカップ(W杯)まで契約を結んでいたため、残り2年半の給料を全額支払わないといけない。年俸220万ドル(約3億3000万円)、違約金430万ドル(約6億4000万円)、計750万ドル(約11億2000万円)を要するのだ。クリンスマン監督解任で巨額の財政赤字に直面しているKFAは、後任に自国の監督を選ぶことを検討している」
大きなプレッシャーがかかるクリンスマン監督の後任は誰になるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)