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長谷部誠のPK献上「不運」「ミスの連鎖」 40歳フル出場を現地ドイツはどう見た?
23年12月14日以来の公式戦出場
ドイツ1部フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は、現地時間2月18日のブンデスリーガ第22節フライブルク戦(3-3)でフル出場を果たした。2023年12月14日以来の公式戦出場の試合を現地ではどう評価したのか。
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対戦するフライブルクでは日本代表MF堂安律もスタメン出場。日本人対決が実現した。試合は前半27分にアウェーチームのフランクフルトFWオマル・マーモウシュのゴールで幕を開ける。しかしその3分後には、こぼれ球を詰めた堂安に同点ゴールを許し1-1と両者譲らない展開となった。
前半35分、フランクフルトはFWアンスガー・クナウフのゴールで勝ち越しに成功。しかし同アディショナルタイム、味方の緩いバックパスを狙われ長谷部が自陣ペナルティーエリアで相手を倒してしまいPK献上してしまう。これをMFヴィンチェンツォ・グリフォが決めて2-2で試合を折り返した。
後半27分にはクナウフがこの日2点目をゲット。今季ドルトムントからやってきた22歳がフランクフルトに2度目の勝ち越し弾をもたらす。それでもホームのフライブルクは後半44分、FWミヒャエル・グレゴリッチュの得点で3-3と意地のドローに持ち込んで見せた。
3バックの中央でフル出場した長谷部には、現地でさまざまな評価が下されている。ドイツ地元紙「Frankfurter Rundschau」は「今はベンチプレーヤーだが、誰も彼を無視できない。しかし、2度の不運があった。2失点目のPK献上、3失点目も決定的な役割を果たせなかった。完璧とはいかない試合だった」と不足した点を挙げている。
同国メディア「sportschau」も「2失点目はベテラン長谷部誠の失態によってもたらされた」とPKシーンに言及。ただ、「この40歳はミスの連鎖の最後だった」と、DFトゥタの頭で落としたボールの緩さが招いたことにも言及していた。
ドイツ紙「hessenschau.de」は「フランクフルト、満足と失望の間で揺れる」とアウェー戦のドローを評価。長谷部について「不必要なペナルティーを引き起こした」とやはりここでもPK献上への厳しい指摘が入っていた。
リーグ戦では今季初のスタメンフル出場。40歳を迎えてなお現役としてプレーする長谷部だが、不安を覗かせたシーンが現地でも取り上げられていた。累積で出場停止となったDFロビン・コッホの代役として抜擢された長谷部。今回は不運もあった失点関与になってしまったが、試合勘を取り戻せばさらなる躍進も期待できるかもしれない。