19歳Jリーガーに海外脚光「天才CB」「王者を徒労に」 日本サッカー「明るい未来」とは?

神戸戦に出場した19歳の高井幸大【写真:徳原隆元】
神戸戦に出場した19歳の高井幸大【写真:徳原隆元】

富士フイルム杯は1-0で川崎が神戸を撃破

 FUJI FILM SUPER CUP(富士フイルムスーパーカップ)が2月17日に国立競技場で行われ、川崎フロンターレ(昨季天皇杯王者)がヴィッセル神戸(昨季J1王者)を1-0で下し今シーズン初タイトルを手にした。海外メディアもこのゲームについて「日本サッカーの明るい未来を強調」と脚光を当てている。

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 試合は0-0で迎えた後半3分、フリーキックの流れから神戸MF山口蛍がクリアしようとしたところ、間合いを詰めた川崎DFファンウェルメスケルケン際がブロックする。ボールはそのままゴールへ吸い込まれ、これが決勝点になった。

 香港メディア「BNN Breaking」は富士フイルム杯について「スリリングな試合で、まさに日本サッカーをスペクタクルな一面を見た」と反応している。「スコアボードは最小限だったが、試合は決して平穏なものではなかった。特に19歳の若き天才センターバック(CB)、高井幸大の堅固な守備は、フロンターレの守備を強固なものにし、昨季J1王者ヴィッセル神戸を徒労に終わらせた。神戸の執拗なゴールへの追及も、同様に執拗な抵抗に遭い、この試合はスポーツの試合であると同時に、意地のぶつかり合いであったことを浮き彫りにした」と報じている。

 また「結果だけでなく、フロンターレの粘り強さと気迫も記憶に残る試合となった。その決定的な瞬間はファンウェルメスケルケン際がフロンターレに有利な展開をもたらす上で極めて重要な役割を果たした」と得点したファンウェルメスケルケン際についても言及。オランダ人の父と日本人の母を持ち、ヴァンフォーレ甲府の下部組織出身の29歳は、高校を卒業後にオランダへ渡り経験を積み、今季Jリーグ初挑戦となる。

 記事では最後に「富士フイルム杯は日本におけるサッカーシーズンのスリリングな幕開けをもたらしただけでなく、日本におけるサッカーの歴史に新たな爽快な章を刻むことを約束する舞台となった」と期待の言葉を並べていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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