ブライトン三笘、“レッド誘発”&クロスでOG誘う! シェフィールド戦5発快勝に貢献
三笘は2試合連続のスタメン出場
イングランド1部ブライトンは2月18日、プレミアリーグ第25節でシェフィールド・ユナイテッドと対戦し5-0で勝利を収めた。スタメン出場した日本代表MF三笘薫は相手のレッドカード誘発、クロスでチーム3点目となったオウンゴールを誘うなど、勝利に貢献した。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
左足首の負傷を抱えながらもアジアカップで日本代表活動に参加し、途中出場から2試合プレーした三笘。準々決勝でイランに敗れたためクラブに戻り、前節トッテナム戦(1-2)でフル出場を果たしている。
ファーストシュートはホームチームだった。前半2分、シェフィールドDFジェイデン・ボーグルの右足シュートはGKバルト・フェルブルッヘンが右手一本で何とか防いだ。三笘は右サイドからクロスを送るなど積極的な入りを見せる。
前半7分にはブライトンFWシモン・アディングラがロングボールを右サイドで足元にピタリを収めると、股抜きのクロスでチャンスを演出。相手のブロックに遭いゴールにはならなかったが、早速ブライトンがシェフィールドを脅かす。
前半11分には三笘が左サイドでドリブル突破を図ると相手DFメイソン・ホルゲートが激しいタックル。当初レフェリーはイエローカードを提示したが、ここでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。オンフィールドレビューの確認し、高く上がった右足の足裏が三笘の左膝に直撃した危険なプレーだったため、ホルゲートへの判定が変わり一発退場になった。
痛がる仕草を見せながらも無事ピッチに戻った三笘。数的有利となったブライトンは前半20分、コーナーキックのチャンスを得るとファーサイドでMFルイス・ダンクが折り返すと、MFファクンド・ブオナノッテが中央で反応し、ネットを揺らした。
さらに前半24分には相手ペナルティーエリア内へ飛び込んだ三笘がロングボールに反応。これはジャストミートせずも、詰めたFWダニー・ウェルベックが決めてブライトンが早速リードを広げた。
三笘はその後もアウトサイドでクロスを送るなど調子の良さを見せる。何度も鋭い切り返しから左サイドを突破。ゴール前でチャンスを演出するが、最後のフィニッシュでゴールを割ることができない場面が続く。
前半43分にはシェフィールドがコーナーキックのチャンスからネットを揺らすもここでVARチェックが入る。オンフィールドレビューで、競り合いのファウル有無、オフサイドの可能性を確認したのち、ノーゴールの判定となっている。
流れは完全にブライトンに傾いた前半。2点リードでハーフタイムを迎えると、後半開始からブライトンが両サイドバック(SB)を2枚替え。1枚イエローカードを受けていたDFタリク・ランプティはMFヤクブ・モデルと、DFアダム・ウェブスターはDFイゴール・フリオとチェンジする。
ランプティと縦関係を築く三笘は、後半からより左サイドに張る形を取る場面が増加。相手も三笘への警戒を強めるなか、なかなか自分でシュートを打てる場面には持ち込めない。ブライトン側はポゼッションを高め、点差のあるなかでも積極的に3点目を狙う。
すると後半30分、大きな展開から右サイドでボールを受けた三笘。対峙した相手をステップで揺さぶり抜ききらない形からクロスを中央へ供給。これが相手DFジャック・ロビンソンのオウンゴールを誘ってチーム3点目となった。このプレーの直後に三笘はFWアンス・ファティと交代している。
チームは後半33分、同40分にFWシモン・アディングラが立て続けにゴールをゲットした。終盤には両チームがヒートアップする場面もあったなか、試合はそのまま終了。ブライトンが5-0の快勝を収めている。