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マンUがベイル獲りへ223億円用意も、違約金設定は1460億円か スペイン紙が報じる
Rマドリードはベイル放出に消極的
マンチェスター・ユナイテッドが来年1月に再開する移籍市場でレアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルをサッカー史上最高額の移籍金となる1億5300万ユーロ(約223億円)で獲得に乗り出すことが明らかになった。スペイン地元紙アスが報じている。
記事によると、マンUのルイス・ファン・ハール監督は今夏の移籍市場で1億5000万ポンド(約280億円)をつぎ込み、レアル・マドリードからアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアらタレントを獲得したが、冬の移籍市場では新たにベイル獲得を要請し、クラブ側も動き出したという。
巨額の収益を誇るレアル、マンU、バイエルン・ミュンヘンの名門3クラブは身の丈に合わない補強費の投入を厳しく制限するファイナンシャル・フェア・プレーの足かせ関係なく、常軌を逸した大型補強に乗り出すことができるとされている。そして、オランダ人指揮官の要請により、マンUは今夏の補強費の約80%に当たる額をベイル1人に投入するようだ。
ベイルは2013年夏にトットナムからレアルに移籍。移籍金は09年にマンUからレアルに移籍したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと同レベルの、サッカー史上最高額となる9400万ユーロ(推定)だった。
アス紙によると、ベイルの移籍時に必要な違約金は10億ユーロ(1460億円)に設定されており、レアルもベイル放出に乗り気ではないという。ベイルの代理人のデビッド・マンセール氏は、プレミア復帰について噂話と否定しているが、ファン・ハール監督は記者会見でベイル獲得について、「君たちメディアと話すことはできない。それについてはクラブのCEOと話し合う。メディアとは話さない」と語っている。
今季欧州のカップ戦出場権を失ったマンUとオランダ人監督はいかなる支出も辞さずに、タレントを獲得するつもりのようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images