「頭を下げた日韓エース」 久保の不調、韓国MF“内紛”…海外指摘「不振を表す一面に」

アジアカップに出場した久保建英とイ・ガンイン【写真:ロイター】
アジアカップに出場した久保建英とイ・ガンイン【写真:ロイター】

不調のまま終わった2か国のアジア杯を回顧

 カタールで開催されたアジアカップで優勝候補だった日本代表はベスト8で敗退し、64年ぶりのタイトルを狙っていた韓国代表も4強で大会を去った。韓国メディアは両国のスター2人を例に出しつつ、不調のまま終わった2か国について改めて振り返っている。

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 日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)は招集時に負傷も抱えていたこともあり、グループリーグ初戦ベトナム戦では約6分間のプレーにとどまった。それでも徐々に出場時間を延ばし、コンディションを上げていった。決勝トーナメント1回戦のバーレーン戦では自身大会初ゴールを挙げたが、チームは準々決勝でイランに1-2で敗れた。

 一方で、韓国の若き至宝MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)は、グループリーグ初戦のバーレーン戦で2ゴールをマーク。ヨルダンとの準決勝(0-2)の敗戦まで全試合フル出場を続けた。

 イ・ガンインについては準決勝ヨルダン戦前に、エースFWソン・フンミン(トッテナム)との口論が海外で報じられた。英紙「ザ・サン」は「トッテナムのスターであるソン・フンミンは、準決勝の前日の夕食の場で同僚との口論の末に指を脱臼した」と伝えている。

 こうした背景を踏まえ、韓国紙「文化日報」は「優勝の希望から低迷へ…頭を下げた日韓エース」と題し久保とイ・ガンインの“同級生”コンビ(ともに2001年生まれ)に再注目。「韓国と日本の両エースはアジア杯優勝のホープと目されていたが、実際には不振を表す一面となった」と指摘している。

 久保について「アジア杯が(クラブの)シーズン中に開催されるのは残念だ」といった本人の発言が話題に挙がったことも引き合いに出しつつ「日本のユニフォームに袖を通した後は、1得点1アシストに終わっている」と十分な実力が発揮できていない評価を与えた。

 母国のイ・ガンインについてはソン・フンミンと揉めた事件を取り上げ「ソン・フンミンと口論となり、激しい喧嘩になった。それが彼らのパフォーマンスにも影響したのだろう。ソン・フンミンとイ・ガンインは準決勝で先発し攻撃でコンビを組んだが、韓国はこの日ヨルダンに0-2で敗れ、大会を去ることになった」と、亀裂の入った一連の流れが試合にも影響したと伝えている。

 また記事では、久保、イ・ガンインの2人について「幼少期をスペインで過ごし、マジョルカ島(スペイン)で一緒に食事をしているうちに親友になった。普段から交流を交わしていたイ・ガンインと久保は、アジア杯最終戦を約束したが、代表チーム内の問題で2人とも再会することなく荷物をまとめなければならなかった」とまとめている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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