川崎ファンウェルメスケルケン際、J初出場で殊勲弾「こういうデビュー戦は嬉しい」

決勝ゴールを決めた川崎のファンウェルメスケルケン際【写真:徳原隆元】
決勝ゴールを決めた川崎のファンウェルメスケルケン際【写真:徳原隆元】

富士フイルムスーパー杯が開催、川崎が通算3回目の優勝

 日本サッカーのシーズン幕開けを告げる、昨季のJ1王者ヴィッセル神戸と天皇杯王者の川崎フロンターレが対戦する富士フイルムスーパーカップが2月17日に国立競技場で行われ、川崎が新加入DFファンウェルメスケルケン際の決勝ゴールにより1-0の勝利。殊勲のサイドバックは「こういうデビュー戦は嬉しい思う」と話した。

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 前半を0-0で折り返した試合は後半3分、川崎は右サイドでフリーキックを獲得するとゴール前へクロス。神戸GK前川黛也がショートバウンドで弾いたが距離が出ず、MF山口蛍のクリアに詰めた川崎DFファンウェルメスケルケン際がブロックしたボールがそのままゴールへ。高校卒業後に父の母国であるオランダに渡って9シーズン半プレーし、キャリアで初めて日本でのプレーとなったサイドバックがデビュー戦での初ゴールとなった。

 このまま川崎は1-0-で逃げ切って通算3回目の優勝。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦、山東泰山(中国)とのアウェーゲームから中3日、第2戦のホームゲームも中2日で控える中で、11人のスタメンを入れ替えた鬼木達監督は「率直に嬉しい。チーム全員の勝利だと思う。シーズン、こういう戦いが増えると思っている。厳しい基準の中で進んでいきたい。これを続けていくことが大事だと思う」とコメント。

 決勝ゴールのファンウェルメスケルケン際は、「本当に家族含め色々な方が見に来てくれている中で、こういうデビュー戦は嬉しく思う。こぼれてくるかなというところに来てくれた。ゴールにつながって本当に嬉しい」と話し、川崎サポーターに「今日はこの勝利を楽しく分かち合いましょう」と呼び掛けて大きな拍手を受けていた。

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