上田綺世の“超人ジャンプ→理不尽イエロー判定”に反響 日本代表OBも脱帽「なかなかえぐい」【アジア杯回顧】

上田綺世のジャンプ力に注目【写真:ロイター】
上田綺世のジャンプ力に注目【写真:ロイター】

上田綺世が相手MFエブラヒミの頭の上を行く跳躍を披露

 2024年のアジアカップでは数々の反響シーンがあったなか、今回は日本代表FW上田綺世が準々決勝のイラン戦(1-2)で見せた“飛びすぎジャンプ”を振り返る。

 自身初のアジアカップ出場となった上田は、今大会全5試合に出場。グループリーグ初戦のベトナム戦(4-2)で途中出場から1得点を挙げると、再び途中出場のイラク戦を経て迎えた第3戦インドネシア戦は初先発で2ゴールをマークした。さらに、決勝トーナメント1回戦のバーレーン戦(3-1)でもスタメンに名を連ねて1ゴール、イラン戦でも先発出場した。

 イラン戦は 前半28分にMF守田英正のゴールで先制した日本だが、後半10分に失点。後半アディショナルタイムにDF板倉滉がペナルティーエリア内でファウルを犯してPKを与えてしまい、1-2で敗れて無念のベスト8敗退となった。

 イランのファウルスロー疑惑などさまざまな議論が巻き起こったなか、上田の身体能力の高さが注目を集めた。1-0で迎えた後半2分、自陣から飛んできたロングボールに反応した上田は相手MFオミド・エブラヒミの頭の上を行くジャンプでこのボールを頭で落とした。しかし、中国人の馬寧(マー・ニン)主審はファウル判定。上田にイエローカードが提示され、上田は苦笑いしながら抗議する姿が見受けられた。

 36歳で身長178センチのエブラヒミに対し、25歳で身長182センチの上田の高い身体能力が際立つシーンとなったが、元日本代表DF栗原勇蔵氏も「僕も現役時代、何度か頭の上を越えられた経験はありますけど、これはすごく高い。なかなかエグいレベルですね(笑)」と驚いた様子だった。

 上田が3月のワールドカップ(W杯)アジア2次予選以降、頼れるエースの座に完全定着できるかにも注目が集まる。

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