横浜FM、ACLラウンド16初戦で後半ATに無念の被弾 土壇場ドロー、21日にホームで第2戦
エウベル、渡辺がゴール
アジアナンバーワンクラブを決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)は決勝トーナメントの戦いがスタートし、2月14日に横浜F・マリノスはバンコク・ユナイテッド(タイ)との初戦に臨み、2-2の引き分けで敵地での戦いを終えた。
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今回からACLは完全な秋春制に移行。横浜FMは昨年9月に開幕したグループステージで4勝2分。勝ち点12で3チームが並ぶ大混戦ながら首位通過し、日本でのシーズンをまたぐ形になる決勝トーナメントへ進出。現役時代にオーストラリア代表で名サイドアタッカーとして活躍したハリー・キューウェル新監督が就任しての初戦、2戦合計方式のアウェーでの初戦に臨んだ。
4-3-3システムを採用する横浜FMは前半18分、左コーナーキックにニアサイドでDF上島拓巳とDFエドゥアルドが競ると、その混戦を抜けたところでFWエウベルが反応。ストライカーが厳しい体勢から押し込んで貴重な先制点を挙げた。さらに前半24分、左サイドから新加入DF加藤蓮が背後に抜け出すと、クロスに対してニアサイドでFWアンデルソン・ロペスが競り合ってうしろに抜けたボールにMF渡辺皓太が反応し、左足シュートを流し込んで2-0とリードを広げた。
しかし前半35分、横浜FMは左サイドから切り崩され、エドゥアルドが引き出されると加藤も競り負けてしまいDFニティポン・セラノンにペナルティーエリア内まで入り込まれる。角度のない位置だったが、新守護神GKポープ・ウィリアムの股下を抜くシュートを決められ1点を返された。横浜FMは2-1でリードして前半を終えた。
後半に入ると横浜FMは4分、右からの折り返しにロペスやこぼれ球にMF喜田拓也、MFナム・テヒが合わせる立て続けの決定機を得るも追加点を奪えなかった。その後はバンコクUに主導権を握られる時間になり、ペナルティーエリア内まで入り込まれる場面も増えた。それでも、決定的なシュートを打たれるような場面は作らせずに時間を進めていった。
そして後半28分に横浜FMは、MF天野純からFW宮市亮に一発のパスが通りロングカウンターで抜け出す決定機を得たが、GKとの1対1で宮市がシュートを枠外に飛ばしてチャンスを逸してしまった。
3点目を奪うチャンスを生かせなかった横浜FMは後半アディショナルタイム、自陣でのボールロストから攻め込まれると最後はクロスからFWマフムード・イードのヘディングシュートで失点。さらにDF松原健が退場処分になる事態もあって敵地での初戦は2-2の引き分けに終わり、ホームに戻って2月21日に迎える第2戦での勝利で突破を狙うことになった。