モナコ監督、足裏タックル被害の南野の“傷跡”に言及と仏報道「2つも3つも穴が開いていた」
タックルを敢行したダンテはVARを経て一発退場
フランス1部ASモナコの日本代表MF南野拓実は、現地時間2月11日に行われたリーグ・アン第21節ニース戦(3-2)で1アシストを記録した一方、危険な“タックル被害”に遭った場面が反響を呼んだ。試合後に負傷箇所の傷跡がSNS上で拡散されたが、フランス紙はモナコのアディ・ヒュッター監督が「レッドカードは当然だ」と語ったコメントを伝えている。
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試合は1-1で迎えた後半4分に右サイドでパスを受けた南野が右足で上げたクロスがピンポイントで走り込んだMFデニス・ザカリアの元へ。スピード、高さとも完璧なボールでヘディング弾をアシストした。
南野はアシストから数分後、中盤でルーズボールを回収しようとした際にニースDFダンテの蹴り足が南野の左脛付近に直撃した。当初ファウルとは判定されなかったが、苦悶の表情を浮かべ倒れ込む南野を見たモナコ選手たちとニース選手がヒートアップする事態に発展。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)からの進言を受けて主審がこのプレーに対するオンフィールドレビューを実施し、ダンテが先にボールに触れていたものの、足裏を見せた極めて危険なタックルと判断してダンテに一発レッドカードが提示された。
南野は交代になるまで懸命にプレーしていたため大事には至らなかったようだが、フランスのテレビ局「RMC Sport」公式X(旧ツイッター)は、南野の左脛に複数の裂傷や血が流れた跡がある画像を公開。タックルのダメージの大きさを感じさせていた。
フランス紙「20minutes」は、「ミナミノの足に穴が開いた。ダンテ退場、5ゴール、ニース対モナコのダービーは熱かった」と“コートダジュール・ダービー”についてレポート。そのなかで、「南野の脛の画像を見る限り、退場処分は全く不当なものとは思えないとアディ・ヒュッターは指摘」として、指揮官のコメントを紹介している。
「最初はニースにとって厳しい判定だと思うかもしれない。でも、南野は足に2つも3つも穴が開いていたんだから、ダンテのレッドカードは当然だ」
ヒュッター監督は一発退場の判定は妥当だったと主張していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)