英雄ジェラードがリバプール下部組織コーチに就任 「全てが始まった場所に戻ってきた」

偉大なるキャプテンが古巣に指導者として帰還

 元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードが、下部組織コーチとして古巣リバプールへ復帰することが分かった。英公共放送「BBC」などが一斉に報じている。

 ジェラードは8歳で加入したリバプールで、下部組織時代から数えて計28年間プレー。リーグ優勝こそ叶わなかったものの、キャプテンとしてチームを支え続け、2004-05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝では、「イスタンブールの奇跡」と呼ばれた大逆転でACミランを下し、欧州王者に輝いた。2015年に米メジャーリーグサッカーのLAギャラクシーへ移籍。16年11月に現役を引退していた。

 リバプールの英雄は2月から、アカデミーのコーチとして第一歩を踏み出すことになったという。ジェラードは「サイクルが終了していくような気分だ。プロとしての全てが始まった場所に戻ってきた。しかし、これは感情に基づく決断ではなく、僕がリバプールに提供し、貢献できるものが重要だと思ったんだ」と、思い入れ深いクラブでの新たなキャリアのスタートを感慨深げに語っている。

「コーチとして学び、成長するための素晴らしい機会を与えてくれる。同時に、成長する上で重要な時期にある若い選手たちにも、僕の知識やアイデア、経験を伝えることができる」

 偉大なキャプテンの帰還は将来のトップチーム入りを目指す子どもたちにとっても、大きな刺激となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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