「まさかここまでとは」 小野伸二氏が衝撃…日本代表の歴史的黒星を招いた“誤算”指摘【アジア杯回顧】
GL第2戦のイラク戦でまさかの敗戦
2024年のアジアカップでは数々の反響シーンがあったなか、今回は1-2で敗れたグループリーグ第2戦イラク戦について、元日本代表MF小野伸二氏が敗因を分析したシーンに迫る。
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森保一監督の率いる日本代表は1月19日に行われたイラク戦で大会初黒星。グループリーグで敗れたのは1992年大会以降で初。また、イラクに敗れたのも40年ぶりで歴史的な敗戦となった。
なかでも、活躍が目立ったのは相手エースFWアイメン・フセイン。結果的には大会4ゴールを挙げたフセインは、立ち上がりの前半5分、GK鈴木彩艶が弾いたボールを頭で合わせて先制点をマークした。同アディショナルタイムという日本代表にとっては痛い時間帯にも決めるという圧倒的なパフォーマンスを発揮した。
日本は後半アディショナルタイムにMF遠藤航が1点を返したものの結局1-2で敗戦。その後、準々決勝でイラン代表に敗れてベスト8で大会を去った。
森保ジャパンにとってはイラク戦の敗戦がチームにもたらしたダメージは大きかった。この一戦を解説していた小野氏は「先制弾を浴びた時間帯、2点目の時間帯を考えると難しい試合になってしまった」と分析。特に試合の明暗を分けたのが、2ゴールに加え、前線で上手くボールを収めてイラクの攻撃の起点となっていたフセインのパフォーマンスだった。「(フセインに)まさかここまで収められるとは思っていなかったと思います。そこも(日本にとっての)誤算だったんじゃないかと思います。森保監督も想像していなかったことが起きてしまった」と、警戒していた以上の出来で防ぎきれなかった相手エースを敗因に挙げた。
この試合で見えた課題を克服しきれず、イラン戦でも敗戦となってしまった森保ジャパン。アジアの“日本対策”を超える力を付けていかなければならない。
(FOOTBALL ZONE編集部)