日本の文化を海外絶賛 大舞台で目撃された選手の“清潔マナー”「クレイジー、実に日本的」【アジア杯回顧】

堂安律が試合中に見せた振る舞いに注目【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】
堂安律が試合中に見せた振る舞いに注目【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】

インドネシア戦で堂安が見せた振る舞いに同国が注目

 2024年のアジアカップでは数々の反響シーンがあったなか、今回は日本代表MF堂安律がグループリーグ第3戦インドネシア戦(3-1)の試合中に見せた振る舞いに注目する。

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 カタール・ドーハで行われたアジアカップは開催国カタールの連覇で幕を閉じた。3大会ぶり5度目の優勝が期待されていた日本代表だったが、準々決勝でイラン代表に敗れてまさかのベスト8で敗退。アジアで3勝2敗と大苦戦し、国内外で大きな話題となった。

 そんな大会のグループリーグ第3戦。インドネシア戦で堂安が見せた振る舞いがSNS上で拡散され、称賛された。

 試合中、サイドラインで給水のためペットボトルを手にしていた堂安。すると、その水をほしがった相手DFアルハンへボトルを手渡した。続けて、去り際に右手に持っていたボトルの蓋を差し出す。受け取ったアルハンはやや虚を突かれたような仕草で受け取る流れだった。

 日本人としてはごく普通の振る舞いだが、これがインドネシア国民の目に驚きを持って捉えられた。蓋を捨てずアルハンへ差し出した行為が“清潔マナー”を重んじる日本特有の文化だと認識され、この一部始終を収めた動画がSNS上で拡散されたことで反響が広がった。

 インドネシアのスポーツメディア「fantasista.id」のアイヌール・ローマン記者はこのシーンを自身のX(旧ツイッター)上でアップ。そのうえで「ポイ捨てをしない習慣は、アドバイスや声かけ、誘いの結果ではなく、実践、実践、実践…」と綴り、日本人ならではの行動だと強調した。

 堂安の所作は、清潔な環境にこだわりを示す日本の国民性への称賛を呼び起こし、現地ファンからの賛辞が殺到。「清潔さはもっと評価されるべき」「クレイジー、それはただのボトルのキャップ? 彼の態度は実に日本的だ」「不用意なゴミ捨てはない」といった声がSNS上に並び、日本の習慣がアジアカップで脚光を浴びていた。

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