久保建英は「ドリブルの名手」 “CLトップクラス”の証拠データに英メディア注目
久保はテイクオン成功6回、プログレッシブキャリーが23回を記録
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は今季のチャンピオンズリーグ(CL)で、ドリブルに関するスタッツが際立っていたようだ。英メディア「The Athletic」が伝えている。
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記事では、「ドリブルの名手がチャンピオンズリーグの勝者を決める」とCLの上位を争うクラブには欠かせないドリブラーの存在に注目。対峙するDFをドリブルで抜き去る「テイクオン(Take-ons)」と、ボールをゴールに向かって前進させる「プログレッシブキャリー(Progressive carries)」の2つを合わせて「ドリブルアクション(Dribbling action)」とし、このスタッツが優れた選手を取り上げている。
CLのグループステージで、このドリブルアクションが最も多かった選手が久保だったようだ。久保はテイクオンの成功が6回、プログレッシブキャリーが23回を記録。「グループステージにおいて、ラ・レアルのプレーメーカー、久保建英とPSVのヨハン・バカヨコ(テイクオン10回、プログレッシブキャリー12回)よりも多くのドリブルアクションを記録した選手はいない」と特筆されていた。
利き足とは反対のサイドから中央にカットインするスタイルのウインガーは多いが、最近ではマンチェスター・シティのベルギー代表FWジェレミー・ドクやアーセナルのブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリのように逆足のサイドでも縦へと積極的に突破を試みる選手も多く、1つのトレンドだとされている。
そのうえで、記事では「一流のドリブラーの多くはそのどちらの方法でもプレーできる」としたうえで、「久保は頻繁にウイングの位置からクロスを送り、DFを正直にさせ、ポジションを下げさせることで、得意の左足でボックス内にカットインするスペースを残している」と日本代表MFのプレースタイルが分析されていた。久保は単にドリブルで仕掛けるだけでなく、クロスなどのほかの選択肢が豊富にあり、相手にプレーの的を絞らせないため、ドリブルをより効果的に使うことができているようだ。
今季がキャリア初のCL参戦となった久保だが、一流選手ばかりが集まるこの舞台の中でもトップクラスのドリブラーとして確かな爪痕を残していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)