モナコ南野拓実、足裏タックル被害の“無残な傷跡”に海外騒然「可哀想」「レッドに異論は難しい」
仏メディアが試合後に撮影された南野の左脚の写真を公開
フランス1部ASモナコの日本代表MF南野拓実は現地時間2月11日、リーグ・アン第21節ニース戦に先発出場して後半33分までプレーした。1アシストを記録するなど3-2の勝利に貢献した一方、危険な“タックル被害”に遭った場面も。試合後に負傷箇所がSNS上で公開されると、心配や怒りの声が寄せられている。
敵地に乗り込んだモナコはこの試合、前半16分にMFデニス・ザカリアがエリア外から右足で放った強烈な一撃で先制する。ただニースも、同37分にFWガエタン・ラボルデのPKで試合を振り出しに戻した。
一進一退の攻防を見せるなか、後半に入ると南野が輝きを放つ。同4分に右サイドでパスを受けると、右足で上げたクロスがピンポイントで走り込んだザカリアの元へ。スピード、高さとも完璧なボールでヘディング弾を演出した。その後、モナコは再び同点に追いつかれるも、同32分にMFアレクサンドル・ゴロビンがゴール前のこぼれ球を押し込んで試合に決着をつけた。
点の取り合いを制したこの試合で、勝敗の分かれ目に関与したのは南野だった。アシストから数分後、中盤でルーズボールを回収しようとした際にニースDFダンテの蹴り足が南野の左脛あたりに直撃。当初ファウルとは判定されなかったが、苦悶の表情を浮かべ倒れ込む南野を見たモナコ選手たちとニース選手がヒートアップする事態に発展した。
そして、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)からの進言を受けて主審がこのプレーに対するオンフィールドレビューを実施。ダンテが先にボールに触れていたものの、足裏を見せた極めて危険なタックルと判断し、後半8分にダンテに一発レッドカードを提示した。
南野は交代になるまで懸命にプレーしていたため大事には至らなかったようだが、それでも左脚には確かなダメージの跡が残っていた。フランスのテレビ局「RMC Sport」は、「ニース対モナコ戦でダンテのタックルを受けた南野拓実の左脚の状態」という説明とともに公式X(旧ツイッター)で1枚の写真を公開。そこに収められていたのは複数の裂傷や血が流れた跡で、タックルの衝撃をリアルに物語っている。
この写真に対し、コメント欄にはファンから「脚の状態を見ると、レッドカードに異論を唱えるのは難しい」「攻撃性を考慮すると当然の判定」「これでもレッドに値しないと言えるのか?」「可哀想に」といった反応が寄せられている。過密日程のなか出場した試合でのタックル被害。南野に何の問題がないことを祈るばかりだ。